政策・提言・声明

2016年03月26日

談話 府立西淀川高校の募集停止決定の撤回を求めます 

(談話)  

 

府立西淀川高校の募集停止決定の撤回を求めます

 

2016年3月25日  日本共産党大阪府委員会文教委員会責任者 小林裕和

 

一、大阪府教育委員会は本日、府立高校「再編整備」実施対象校としていた府立西淀川高校について、2017年度入試から募集停止することを決めました。

 これは、憲法が保障する子どもの学ぶ権利を奪い、学校関係者と地域住民の高校存続への願いを踏みにじるものであり許されません。私たちは同校の募集停止決定を撤回することを強く求めるとともに、府立高校・大阪市立高校7校廃校計画を撤回することを重ねて求めます。

 

一、同校募集停止の根拠とされているのは、府立学校条例にある“3年連続定員割れの高校は「再編整備」する”という規定です。この規定が高校に持ち込まれたことによって、高校間の生徒獲得競争があおられ、教育をゆがめています。

 公立・私立高校の募集人数はこの間、府内進学予定者数より3000人以上多く確保されており、入学定員に満たない高校が一定数生じています。これは、子どもの高校進学を保障する観点から重要です。

入学定員を満たしているかどうかで高校を評価し存廃の基準にすることをやめ、府立学校条例の「再編整備」関連条項は撤廃すべきです。

 

一、いま教育行政に求められているのは、府民の切実な教育要求に応えて、公立高校受け入れ枠を増やすことや、35人学級を高校に拡大することなど教育条件を拡充することです。

 日本共産党は、安倍自公政権の補完勢力である「おおさか維新」による高校つぶしを許さず、府民・学校関係者と力を合わせて、高校を守り発展させる取り組みを進める決意です。

 

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