政策・提言・声明

2013年04月23日

地下鉄・市バス民営化(廃止)を打ち破るために、広範な民主団体とともに、党の力をさらに

2013年4月23日
日本共産党大阪府常任委員会

(1)参院選を前にした橋下・維新の企みを打ち砕こう

 参議院選挙勝利に向けた4月19日の日本共産党大演説会で、志位和夫委員長は安倍政権の「暴走と破たん」ぶりを3つの角度でうきぼりにし、「野党が自民党にすり寄るなかで、夏の参議院選挙は、自民を選ぶか、共産党を選ぶかが対立軸になる」と、安倍政権の暴走に唯一正面から対決しうる日本共産党の真価を縦横に語りました。このなかで、橋下・維新が自民党の補完勢力としての姿をあらわにするとともに、「思想調査」問題での府労委による断罪、宝塚・伊丹両市長選での惨敗とともに、3月大阪市会で地下鉄民営化案が「継続審議」となったことをあげ、この維新に府民的な痛打をあびせようと訴えました。

 橋下市長は、「地下鉄民営化は成長戦略の要の部分。国政課題として訴えるに値するテーマだ」とのべ、これを参院選に向けての争点とする構えをみせ、5月15日から30日まで開かれる5月市会に新たな修正案をだし、各党をとりこんで、その可決を狙っています。関西経済同友会が3月市会閉会本会議直前に異例の「民営化アピール」を各市議に送りつけ、維新市議団が民営化促進へのビラを配布するなど、必死の動きを見せています。

 これを許さず、市民的に「民営化ノー」を突きつけることは、彼らの「大阪都」構想をはじめ「大阪市つぶし」の中心戦略を打ち砕くとともに、これをテコに「国のしくみを変える」という橋下・維新の狙いを打ち砕き、国政上も大きな影響を与えます。

 3月市会で「継続審議」にさせた力をさらに大きく発揮して、5月市会でも可決・成立を断じて許さず、廃案へとすすもうではありませんか。日本共産党は広範な民主団体、橋下・維新の「大阪市つぶし」に怒る市民のみなさんと手をたずさえ、その先頭にたってたたかうものです。

(2)3月市会の論戦を力に、さらに追い込もう

 3月市会において、日本共産党大阪市議団は、①地下鉄・市バスは1933年以来、市営交通ならではの役割を一体で果たし、公共交通網を着実に整備し、市民の足を守ってきた。②地下鉄は、いまや累積赤字を解消し、年間200億円前後の黒字を生み出す「優良企業」へと、市民が発展させてきた共有財産。③そのあり方は、市民生活と大阪の都市づくりに直結する大問題であり、「大阪都」構想の地ならしとして、「民営化」・廃止へつきすすむ乱暴なやり方は許されない、ことなどを明らかにしてきました。また「民営化」方針が、当初は100%大阪市出資というが、やがては上場をもくろんでいることもうきぼりにさせてきました。またわが党市議団は、「ストップ! 地下鉄・市バス『廃止・民営化』」パンフレットを発行し、市会内外での論陣をはってきました。

 これにたいして、橋下市長は、料金引き下げや利用者サービスの向上は「公営でもできる」と認めるものの、「いまの組織風土が問題」「これまで市や市議会は何もしてこなかった」などのすり替え、悪罵に終始し、他会派からもこの答弁への批判が展開されました。

 自民党や民主系会派は、「民営化」そのものへの批判的態度はとりませんでしたが、これと一体の「大阪都」構想への反発や、参院選へのそれぞれの思惑もあり、「交通局の歴史は大阪市の歴史そのもの、冷静に議論を進めていかなければならない」「ワンフレーズだけで民営化に入っていくべきではない」として、「継続審議」という態度をとりました。公明党は、交通水道委員会で、「わが会派としては民営化賛成」とのべながら、他の野党がのってこないことから「継続審議」との態度を表明しました。このなかで、「地下鉄・バスの一体運営を図れ」「8号線延伸は必要」「株の上場はストップを」などの質疑もかわされました。

 市当局は、こうした「要望」をとりいれた「修正案」で各会派をとりこむために躍起です。

 こうして5月市会を舞台に、予断を許さぬ攻防が続きます。

(3)大阪市内の各地域、各分野から論戦とたたかいをさらに

 地下鉄・市バス民営化(廃止)のごり押しをはかる橋下・維新の攻撃を打ち破るためには、公営でこそ市民の足も、市民の利益も、安全・安心も守れると正論を堂々とかかげる日本共産党の奮闘が決定的です。「明るい会」「大阪市をよくする会」「市営交通の会」など広範な民主団体も、独自のビラの発行、署名とつどいの推進、市会各派への要請・懇談などの活動をすすめています。党と民主運動の論戦とたたかいのなかで、他会派とも一致点での共同をすすめつつ、民営化方針の廃案へと突き進みましょう。

 そのために、次の行動をよびかけます。

 1)大阪市会議員団発行の「「ストップ! 地下鉄・市バス『廃止・民営化』」パンフレットやビラを党内外で学習・討論して、「民営化ストップ。公営交通ならではの役割を」との世論をさらに大きく広げましょう。

 2)音の出る宣伝もさらに強化し、「民営化条例案は撤回を」の署名を大きく広げましょう。地域のすみずみでひらく「つどい」でもこの問題をテーマにすえ、対話と討論をすすめましょう。

 3)地下鉄・バスの利用者、地域振興会のみなさんをはじめ、広範な方々に働きかけ、共同の輪を広げましょう。

 4)地下鉄・市バス民営化ストップ、「大阪都」ストップなど橋下・維新とのたたかいを大きく報道する「しんぶん赤旗」 「大阪民主新報」をこのたたかいでも大きな力とし、さらに読者を増やしましょう。

以上

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