予定候補と選挙結果

開票結果を受けてあいさつする小川氏(左)=22日、大阪市中央区内

開票結果を受けてあいさつする小川氏(左)=22日、大阪市中央区内

 22日投開票の中央区大阪市議再選挙(被選挙数1)で、日本共産党の小川陽太氏(42)は3650票(得票率18・11%)を獲得し、前回市議選(昨年4月)ら得票数・率とも伸ばすなど、健闘しました。当選は大阪維新の会新人の塩中一成氏(48)。
 選挙戦は小川氏、塩中氏、自民公認の権世幸蔵氏(62)の3氏の争いに。投票率は25・24%と、前回の46・38%から大幅に下がる中で、小川氏は前回の日本共産党の得票から206票、得票率で8・5㌽伸ばし、2019年の同党の参院比例票から972票、得票率で10・6㌽伸ばしました。
 一方、塩中氏は前回中央区の維新票から9881票減らし、権世氏は同じく自民票を3481票減らしました。
 同区では15年の住民投票で、「都」構想賛成票が反対票を約9㌽上回っていましたが、今回選挙では「推進派」と「反対派」がほぼ互角になりました。
 維新が新型コロナウイルス対策にほとんど触れず、自民は政府の対策を紹介するだけだったのに対し、小川氏は「最優先すべきは新型コロナ対策」と、市民の不安に耳を傾け、議会につなぐ活動を展開。「こんな時にカジノや『都』構想と言っている場合ではない」と力説するとともに、公約「陽太ビジョン」を発表し、暮らし・子育て・防災に大阪市の政令市としての力を生かそうと訴え、共感を広げました。
 小川氏の事務所には、立憲民主党の森山浩行、村上史好両衆院議員、村上賀厚・大阪第1区総支部長、野々上愛府議らが激励に駆け付けました。事務所開きでは村上賀厚氏が、出発式では社民党府連常任顧問の服部良一氏があいさつ。選挙公報などで元大阪市長の平松邦夫氏が応援するなど、市民と野党の共闘が広がりました。
 結果が判明した同日午後10時前、小川氏は選挙事務所で支援者らに感謝の言葉を述べるとともに、「掲げた公約を必ず前に進めるため力を合わせる」と表明。大阪市を廃止・解体する「都」構想の住民投票で必ず勝利するため、「党派を超えて対話を広げ、市民のためには大阪市の力を生かすことが必要という輪を広げたい」と決意を語りました。

中央区大阪市議再選挙開票結果(被選挙数1―候補者数3)

塩中一成48維新10177
 権世幸蔵62自元6329
 小川陽太42共前3650


住民投票の勝利へ
一人一人と対話を
報告集会で決意相次ぐ

 日本共産党大阪中央地区委員会が23日に開いた報告集会で、小川氏は「住民投票に向けて、今回のたたかいの財産をさらに発展させ、反対多数を勝ち取ろう。新型コロナで日本経済や暮らしがどうなるか分からない中で、大阪市を廃止して暮らしや福祉を守る力を弱めることがあってはならない」と力を込めました。
 参加者からは、「2期8年の議員経験を持つ若い小川さんを送り出していただいた大阪2区地区委員会の決意に応えようと頑張った」「小川氏の訴えを通じて、大阪市をなくしていけないという思いを新たにした」「街頭で『共産党が勝てば都構想は止まるか』と話し掛けてきた女性が、小川さんの話を聞いて『あなたに投票する』と約束。大阪市を守りたいと願う一人一人の住民との対話を広げたい」などの感想や決意が相次ぎました。

(大阪民主新報、2020年3月29日号より)

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