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運動広げ撤廃へ 秘密保護法許さない 若者ら「秘密にするなデモ」

2013年12月22日

秘密保護法廃案に若者デモ

 憲法違反の秘密保護法許すなと青年らが呼び掛けた「12・15秘密にするなデモ@大阪」が15日取り組まれ、大阪キタの繁華街に「秘密保護法は絶対廃止に!」の声を唱和させました。
 若者有志による実行委員会の主催で、今月5日にもツイッターなどを見た若者が集まり300人が参加。この日もデモ行進出発後にも隊列に加わる青年の姿がありました。
 出発前の集会では、「私たちは決してあきらめない」と署名協力を呼び掛けた女性も。「国民の声を無視した強行可決は許せない」「ミナミでデモを計画」などの発言が続きました。
 笛や太鼓、ドラムなど多彩な楽器を手に堂島や北新地などの繁華街でアピールしました。
 「これ何のデモ?」と聞いてきた2人組の年配女性は、秘密保護法は私も反対だと語り、「頑張れ!」とエールを送って、デモ隊を見送りました。

堺で撤廃スタート集会開く

 自由と自治・進歩と革新をめざす堺市民の会(堺市民懇)は14日、堺市内で「秘密保護法撤廃スタート集会」を開催。市内外から100人以上が参加し、同法採決強行に抗議、撤廃を求める運動を広げることを呼び掛けた「堺市民アピール」を満場の拍手で採択。撤回署名に取り組むことなどを確認しました。
 大阪弁護士会秘密保全法対策本部長代行で市民懇代表世話人の大江洋一弁護士が、条文を示しながら、秘密内容も指定期間も無制限、チェック機能もない中で行政がすべての権限を握り、三権分立が崩されること、思想調査が蔓延し、違法な秘密が隠されるなど数多くの重大な問題点を指摘。同時に、法成立の最終盤の運動の広がりや成立後も続く反対世論を紹介。法の問題点をさらにえぐり出し、施行不能、廃止法案の実現を視野に運動をさらに広げていくことを呼び掛けました。
 会場からも発言が相次ぎ、治安維持法施行の1925年に生まれ、戦時中、航空隊に志願したという男性は、「仲間たちは特攻隊になり、私たちの目の前を敬礼しながら飛んで行った。そんな時代を繰り返さず、悪い時代を子どもたちに残さないよう頑張りたい」と語りました。

世論と運動が追い詰めた
仁比参院議員が熱弁

 「暴走勢力は国会で多数でも国民の中では圧倒的少数。稀代の悪法、秘密保護法の断固撤廃へスクラム組み、国民的共同を広げましょう」。日本共産党の仁比聡平参院議員は14日、大阪市内で講演。安倍自公政権の暴走と正面対決する党の活動と、戦争国家への道を許さないたたかいへ全力を挙げる決意を語りました。日本共産党を励ます大阪弁護士の会・法律事務職員の会が主催。約90人が参加しました。
 仁比議員は臨時国会が、同法の危険な内容を覆い隠す政府と、本質を突き打ち破る共産党の真っ向勝負の論戦だったと指摘。法案概要発表後の意見公募で寄せられた9万件の意見の8割が反対だったこと、最終盤の野党7党の街頭演説など空前規模の運動の広がりを述べました。
 野党取り込みに走った自公政権や参院国家安全保障特別委での怒号の中での審議終了と強行採決劇を、「国民世論と運動が追い詰めた結果」と指摘。辰巳孝太郎氏ら新人議員の奮闘に触れ、参院選での共産党の躍進の意義と国政課題での党への信頼の高まりを強調。「戦前と違って、現代には日本国憲法と共産党がある。暮らしと民主主義、憲法を守るため国民の怒りと要求に基づき共同を広げ、暴走政治を食い止めるため全力で取り組みたい」と語りました。(2013年12月22日付「大阪民主新報」より)

投稿者 jcposaka : 2013年12月22日

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