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堺市長選市民と維新のたたかい=@竹山氏必勝へ「つくる会」全力

2013年09月01日

 橋下・維新の会が狙う「大阪都」構想で、堺市の廃止・解体を許すのかどうかが問われる堺市長選の投票(29日)まで、あと1カ月となりました。日本共産党も参加する「住みよい堺市をつくる会(つくる会)」は、「大阪都」構想にきっぱり反対して再選を目指す現職の竹山修身市長(63)を自主的に支持し、必勝へ全力。これに対し維新の会は「自民党、民主党、なんと共産党まで応援しているのはおかしい」(松井一郎知事)などと宣伝していますが――。今回の市長選は、維新の会の「堺つぶし」に対する市民のたたかいです。

「一緒に堺守ろう」―街頭宣伝に期待

「絶対反対して」

 8月24日午前、折からの風雨をついて「つくる会」が南海堺東駅前で街頭宣伝に取り組みました。地元民主団体の代表や大阪労連女性部をはじめ、支援の人たちがリレートークで、堺市をバラバラにする「大阪都」構想の狙いや、「慰安婦」暴言に居直り続ける橋下氏の姿勢を批判。「(『大阪都』構想に)絶対反対して」と、通行人から声が掛かりました。
 「今回の選挙戦は、堺市民と維新の会とのたたかいです」――リレートークの最初、こう力強く語ったのは、堺北民主商工会の坪孝光事務局長。竹山市政に向けた市民の運動で、子ども医療費助成制度の中学校卒業までの拡充など、要求を一歩一歩実現させてきたことを紹介しつつ、「権限・財源を吸い上げて、関空リニアなどバブル期と同じような開発につぎ込むのが『大阪都』構想。堺に生まれ育った者として、こんなことは絶対に許せません」

「信用できない」

 「つくる会」のビラを受け取った女性(82)=堺区在住=は、「前は、橋下さんは勢いがあると思っていたが、この堺を自分の好き勝手にしたいだけではないか。テレビのニュースで見ていても、あの人の言うことはもう信用できない」。
 「参院選で自分が投票した辰巳孝太郎さんが当選してうれしい」という女性(61)=同区在住=は、「堺に維新の会はいらない。堺を守るために、みんなが力を合わせて頑張ってほしい」と期待を語りました。

「堺は潰しません」―またもデマ宣伝

 前堺市議の西林克俊氏(43)の擁立を発表した維新の会は8月26日、橋下氏が自ら堺入りし、南海堺東駅前で西林氏、松井一郎知事、東徹参院議員らと街頭演説。橋下氏は、「『大阪維新の会から堺を守る』と言うが、言い換えにすぎない。堺市長のポジションを守ろうとしているだけ」と竹山氏を攻撃しました。
 さらに竹山市長が「大阪都」構想に反対を貫いていることを念頭に、「カジノを含んだ新しいリゾート施設を大阪湾に呼び込む話から堺は取り残されている」と主張。その一方、「ぜひ注意してほしいのは、堺を壊すなんてことはしないということ」「生活にかかわることは絶対に侵しません」と連発しました。

権限・財源奪う

 8月に示された「大阪都」構想の制度設計案では、大阪市を5か7の特別区に解体し、権限・財源の一部は「都」へ。「自治機能を充実する」という特別区も、将来の財源不足に対応するための「歳出抑制(経費削減)」まで、最初から織り込まれています。
 11年秋のダブル選で「だまされないでください.」「大阪市をバラバラにはしません」「大阪市は潰しません」(知事選政治活動用ビラ第2号)と大宣伝していたのが橋下・維新の会。大阪市で明らかになったデマ宣伝を、堺で繰り返そうとしています。
(2013年9月1日付「大阪民主新報」より)

投稿者 jcposaka : 2013年09月01日

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