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参院選 日本共産党 大躍進 新しい躍進の時代へ コータロー歴史動かす 15年ぶりに選挙区議席

2013年07月27日

日本共産党大躍進 第23回参議院選挙は21日投開票の結果、日本共産党は比例代表で5議席を得るとともに、3つの選挙区で勝利。主要政党が激突した大阪選挙区(定数4)で新人の辰巳孝太郎氏(36)が46万8904票(得票率12・79%)を獲得し、98年以来15年ぶりに同党の議席獲得を果たしました。党全体として改選前の6議席から11議席に躍進し、議案提案権を獲得。10議席以上になったことから、議院運営委員会に委員を出し、本会議での発言権を持つ院内交渉会派になりました。

反自民、反維新の人たちが支持

 安倍・自公政権発足後初の国政選挙となった今回の参院選。暮らし破壊、改憲、原発再稼働などで暴走する自民党政治に対し、日本共産党と辰巳氏は、@所得を増やして景気回復A原発ゼロの日本をつくるB憲法を守り生かす日本をCアメリカ言いなり政治をただす――の「4つの転換」を掲げ、どの問題でも自民党政治に代わる抜本的対案を示して攻勢的な論戦を展開しました。
 さらに橋下・維新の会が進めてきた府民・大阪市民いじめや民主主義破壊に一貫してたたかってきた党として、「自民と対決、維新に痛打、抜本的対案を示す」と日本共産党の値打ちを訴え。マスコミの出口調査でも「支持政党なし」と答えた無党派層の2割前後が辰巳氏に投票するなど、「反自民」「反維新」の人たちからの支持を得ました。
 辰巳氏当確の一報が流れた21日夜、大阪市中央区の選挙事務所では、詰め掛けた支援者から「うぉー」「やった!」「すごい!」の歓声が起きました。駆け付けた辰巳氏は何度もガッツポーズ。事務所はコータローコールと拍手、歓声、「ありがとう!」の声に包まれました。
 15年ぶりの議席獲得について辰巳氏は、「歴史を動かした」と強調。衆参の「ねじれ解消」をめぐって「消費税増税反対や原発再稼働反対も国民の過半数。憲法9条変えたらあかんという声も多数。国民と自民党がやろうとしていることこそ、一番のねじれ。国民多数の声を(国会に)届けることが私の役割」と決意を語りました。
 昨年12月に入党し、「共産党DEナイト」などのイベントを企画して党の魅力を発信してきた岩崎さんは、「この半年、いろんな人の話を聞いて、共産党の役割や歴史、政策などに確信を持ち、共産党は国民のための政治を真剣に考えていることを知りました。孝太郎さんには若さ、行動力、論戦力など持てる力を存分に発揮して、国会で活動してほしい」と話していました。

 大阪選挙区では辰巳氏の他、日本維新の会新人の東徹(46)、自民党新人の柳本卓治(68)、公明党新人の杉久武(37)の3氏が当選。民主党現職の梅村聡氏(38)は、初当選(07年)当時、党内候補者でトップだった得票を約94万票余激減させて議席を失いました。
 22日のマスコミ各紙も辰巳氏の当選について「『自共対決』支持広げる」(「朝日」)とし、京都選挙区での倉林明子氏の勝利と合わせ「共産、近畿で2議席 勢力図激変」(「産経」)、「共産近畿15年ぶり 都市部で復権」(「毎日」)と書きました。

 日本共産党大阪府常任委員会は22日発表した声明(全文2面)で、70年代前半、90年代後半に続く「第3の躍進」への入り口に立ったと指摘。民主連合政府樹立に向け、地方選挙、国政選挙での本格的な躍進へ、各分野の府民運動を進め、強く大きな党の建設に取り組むとしています。(2013年7月28日付「大阪民主新報」より)

投稿者 jcposaka : 2013年07月27日

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