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親、青年の願いを国会へ 「子育てしにくい国」「一緒に変えよう」 たつみコータロー参院大阪選挙区候補 子育て世代・青年と交流

2013年03月30日

 日本共産党のたつみコータロー参院大阪選挙区候補・府くらし雇用対策委員長が、子育て真っ最中の保護者や青年たちの集いに招かれ、子育てや教育のこと、学費、雇用のことなど、ざっくばらんに語り合い。「私たちの願いを国会へ」の期待が寄せられました。

東大阪ママパパネットカフェ

 子育て真っ最中の保護者の願いを政治に届けようと活動している「東大阪ママパパネット」(神農=しんのう=益世代表)が20日、たつみ候補を迎えて語り合う「ママパパネットカフェ」を同市内で開き、11人の母親と、日本共産党の上原賢作市議が参加しました。
 「日本はあまりにも子育てしにくい国」――たつみ候補はこう切り出し、異常な詰め込み保育が行われている問題や、義務教育は無償でも教材費や修学旅行代などの負担があり、「本当の無償化になっていない」と指摘。先進諸国の中で日本だけ子どもの貧困率が悪化していることも示し、「若い世代の雇用も大変で、給料も低下。子どもの教育が親の収入に影響されることはあってはならない」と強調しました。

政治を話題にしていきたい

 参加者からは「昨年、東大阪市に住むようになった。仕事をしたいと思うが、働いていないと子どもが保育所に入れず、困っている」などの悩みや、「昨年の総選挙で自民党が議席を伸ばし、大阪では維新の会が強く、『このままではいけない』と思っているが、幼稚園の他の親とどう対話してよいのか悩んでいた。こうした勉強会に参加して、話題に出していけるようにしたい」という声も出ました。
 たつみ候補は「貧困と格差の広がりの中で、学校にも家庭にも余裕がなくなっている中、新自由主義で『自己責任』が押し付けられるのは許せない。日本もフランスのように子育て支援を強力にやらなければいけない。政治が変わればできる。何としても国会に出て行って、子育て世代の声を届けたい」と決意を語りました。

経済格差と子どもの貧困
普通に暮らせる社会切望

 「親の経済的格差が子どもの貧困につながっていることに憤りを感じます」――「ママパパネットカフェ」に参加した田中まゆみさん(40)は、パートで働いていた勤め先が廃業し、現在は医師の診断もあって仕事に就いていません。同い年の夫と力を合わせて、高校1年生、中学2年生、小学4年生の息子3人を育てています。
 長男は、中学生時代に学校側から成績不振を指摘され「塾へ行かせて」と言われました。何とかお金をやりくりして塾へ通わせ、昨年、公立高校に入学。その入学説明会で配られた、大学進学を希望する場合の「奨学金の借り方・返し方」というプリントを見て驚きました。
 「4年制私立大学なら返済は在学中と卒業後の20年間、つまり42歳になるまでのローン計画です。弟が2人おり、長男の大学進学は無理。高卒で働いて家計を支えてもわらないといけませんが、まともに就職できるかどうかも分かりません」と田中さん。
 「目の前の生活に終われ、子どもに優しくできない親がいることに心を痛めています。選挙の投票日は『しんどいから家で寝ていたい』という人も少なくありません。私が求めるのは、庶民が普通に暮らせる世の中。そのためにたつみさんに頑張ってほしいし、大変な親たちと心を通うような働き掛けを私もしたいと思う」と話します。

学費、雇用、平和…熱く語って
かえるネットワーク大阪

 「日本共産党といっしょに日本をかえるネットワーク大阪」(かえるネットワーク大阪)は20日、大阪市内で「たつみコータローさんと熱く語ろう」を開き、青年ら60人が参加しました。雇用の確保や働くルールづくり、原発とTPP(環太平洋連携協定)、憲法・平和など焦点の政治課題をめぐって、青年から飛び出す質問に縦横に答えた、たつみ候補。「青年の願いが届く政治を実現しましょう」と呼び掛けました。
 「たつみさんの話は若者の実態をふまえた内容で、僕たちの声を代弁してくれる政治家だと感じた」。21歳の男性が感想を語ります。
 参加者は、職場で感じる疑問や悩みを率直に発言し、たつみ候補は、若者をとりまく生きづらさの背景に政治の矛盾があることを力説。「皆さんと力を合わせて政治を変えていきたい」と呼び掛けました。
 たつみ候補は、飲食チェーン店勤務の過酷な長時間労働が原因で26歳女性が自殺した事件や、年収200万円以下の非正規労働者が多数を占める現状、日本人の生涯労働時間が欧米諸国平均より500時間も長いなど、異常な長時間労働の実態を指摘。高学費に苦しむ学生の現状は、「学びたくても学べないほど劣悪だ」と語りました。
 この日は2003年に米国などがイラク戦争を始めた日。TPPなど国政問題に続けて、「武力で国際紛争を解決することはできない」と強調した、たつみ候補。01年の同時多発テロに際して、日本共産党が平和的解決を呼び掛けた政党であることに感銘を受けて入党した自身の経過に触れながら、アフガニスタンへの報復戦争で犠牲になったのは、子どもや女性ら罪のない市民だったと批判。「平和の願いを託せる唯一の政党が日本共産党です。憲法9条を守り、再び日本を戦争する国にしないため、力を合わせましょう」と語り掛けました。

(2013年3月31日付「大阪民主新報」より)

投稿者 jcposaka : 2013年03月30日

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