>>>ひとつ前のページへトップページへ

参院選躍進へ大阪が先頭に 共産党府委が地方議員会議 自公・維新と「二正面」でたたかう

2013年02月24日

 日本共産党大阪府委員会は13日、大阪市此花区内で地方議員会議を開きました。府内自治体の議員ら約130人が参加し、第6回中央委員会総会(6中総)決定の先頭に立って参院選での同党の躍進をなんとしても勝ち取り、橋下・維新の会の逆流を打ち破る決意を固め合いました。

補正予算を要求実現へ活用して

 たつみコータロー参院大阪選挙区候補(府くらし・雇用対策委員長)も駆け付けてあいさつ。補正予算と来年度予算・地方財政対策の特徴と市町村での対応について同党中央委員会の金子邦彦自治体局長が講演。安倍政権が補正予算での追加公共事業と「地域の元気臨時交付金」を盛り込んだことに伴い、新たに生まれる一般財源を住民要求実現へ活用する視点が重要だと語りました。
 岩下経興府副委員長が第6回中央委員会総会の参院選方針と地方議員の役割を報告。@政治の大局の流れと国政の流れを語る先頭にA党支部の活動の具体化と実践のリード役にB参院選・比例代表選挙を「自らの選挙」として実践する――の3点を提起しました。
 中村正男府政策委員会責任者は、参院選に向けて大阪では安倍自公政権と橋下・維新の会のどちらも正面にすえてたたかう「二正面のたたかい」が求められると強調。

党の真価を批判とかみ合わせて

 中村氏は、橋下・維新の会の反動的な本質を徹底して明らかにすると同時に、維新の会に期待を寄せる府民・有権者の幻想や期待を打ち破る努力と工夫が必要だと指摘。「防波堤の党」「変革の党」「国民共同の党」という日本共産党の真価を、橋下・維新の批判とかみ合わせて押し出す意義を語りました。
 中村氏は、橋下・維新の会が「大阪都」構想や市営地下鉄民営化など「大阪つぶし」の戦略を一気に進める一方、府民の暮らし向上の願いに背を向け、破綻した呼び込み型の「成長戦略」を掲げるなど大きな根本矛盾があると指摘。「橋下・維新の会をいささかも甘く見ず、同時に恐れずの構えをさらに貫こう」と述べました。

直面する課題に全力で取り組む

 直面する課題として@福祉・医療・地域ネットワークつぶしを許さず、命と暮らしを守るA巨大開発事業の破綻とつけ回しなど大阪経済の行き詰まりの真の原因にメスを入れ、抜本転換の道を示すBいじめ・体罰を一掃し、子どもを主人公にした教育への府民的討論C市営地下鉄民営化ストップD「大阪都」構想を許さない府民的たたかいE民主主義を守り、憲法を大阪に貫くことを挙げ、大阪市内・衛星都市それぞれのたたかいを強化しようと訴えました。
 討論の中で宮原威府議団長は、橋下・松井府政が5年間に府民施策や人件費など3556億円を削減する一方、大型開発はほとんど減らさず府民負担が増えていると指摘。府が市町村に対して国民健康保険料値上げの圧力を掛けていることを示し、「府政と市町村政を一体にとらえてたたかうことが、参院選・いっせい地方選勝利のために必要」と語りました。

市民との共同で攻撃をはね返す

 北山良三大阪市議団長は、「市政改革プラン」に基づく市民施策の削減が来年度予算で本格化し、地下鉄民営化や住吉市民病院の廃止など「大阪都」構想を先取りした動きが強まっていると強調。「市民との共同で攻撃をはね返す論戦に挑み、橋下・維新の会の本質を市民に知らせることが参院選に向けて重要」と述べました。
(2013年2月24日付け「大阪民主新報」より)

投稿者 jcposaka : 2013年02月24日

トップページへ ひとつ前のページへ ページ最上部へ
ご意見・ご要望はこちらから