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参院選勝利へ.新年からダッシュ 政治変える展望語る

2013年01月12日

 今夏行われる参議院選挙で、大阪選挙区での議席確保を目指す日本共産党のたつみコータロー候補と、3期目に挑戦する同党の山下よしき参院議員は、元旦から住吉大社、大阪天満宮などで初詣客にあいさつしたのに続き、各地で訴え。先の総選挙で、「虚構の多数」で誕生した自公政権が、憲法改定などで暴走を始めていることを批判するとともに、政治を変える展望を語っています。総選挙結果を受け、市民からも「共産党に伸びてもらわないと」と期待の声が寄せられています。

共産党の議席の値打ち訴え
山下よしき参院議員
茨木市議選応援

国民的基盤持たない自公の暴走

 山下よしき参院議員は、安倍政権発足後、府内初の議員選挙(20日告示、27日投票、2面に関連記事)がたたかわれている茨木市で、5日開かれた日本共産党演説会に駆け付け、「4人全員当選で暮らしと福祉最優先、民主主義を守る茨木市政に」と訴えました。
 山下議員は、昨年12月の総選挙の結果について触れ、小選挙区で24%、比例15%の得票率だった自民が6割の議席を得たのは小選挙区制の弊害であり「虚構の民意」だと指摘。「国民的基盤を持たない自公政権の暴走が始まっている」と述べ、▽金融緩和政策と公共事業推進▽消費税増税と原発再稼働・新増設▽憲法改定の野望実行―を挙げ、「アベノミクスには冷え込んだ国民生活と家計をあたためる手だてはない」「9条改悪と国防軍計画は平和を求める国民の願いと矛盾しアジア諸国の不信を招く」と批判しました。

暮らし、平和守る防波堤になる

 「日本共産党は政治の逆流から国民の暮らしと平和を守る防波堤として全力を尽くす」と強調した山下議員。「国民の新しい模索と探求に応え、アメリカ言いなり・財界中心の政治を変える展望を示す『変革者の党』として活動し、ことしを憲法を守り生かす新たな1年にしよう」と力強く呼び掛けました。
 今夏の参院選で3期目を目指す山下議員は、委員会質問回数は参議院でトップ。綿密な調査による国会質問で切実な現場の声を届け、政府から重要な答弁を引き出してきました。

実績抜群の市議4人全員当選を

 茨木市でも、市民の目線で暮らしの願い実現へ提案し、行動を続けてきた党市議団の実績は抜群です。
 党議員団は、国民健康保険料や介護保険料の負担軽減を求めて市民と共に3回の署名運動に取り組み、今年度は過半数の世帯で国保料が引き下げられ、子ども医療助成も小学3年まで拡充されました。
 一方、昨年4月にスタートした維新「市政」は、公立保育所民営化、図書館や学童保育の民間委託、小中学校区選択制導入など市政全般で市民いじめを計画し、相変わらずの大規模開発を自民、公明、民主のオール与党勢力で進めようとしています。
 山下議員は演説会で、暮らし、福祉切り捨て、大規模プロジェクト優先の「維新」市政を批判。市民の願いに寄り添って、草の根で市民と一緒に行動・提案し、実現へと奮闘する党市議団の役割を強調し、「4人全員の当選を」と訴えました。

消費増税中止「憲法守れ」の声届け
たつみコータロー大阪選挙区候補

小選挙区で前進「弾みついた」と

 たつみコータロー参院大阪選挙区候補は4日、大阪市此花区内のスーパーマーケット前などで、大阪5区候補として衆院選をたたかった瀬戸一正前大阪市議とともに演説しました。
 瀬戸氏の此花区での小選挙区得票は9778票と前回09年総選挙から37%伸ばし、得票率も前回比約16ポイント増の33・95%。総選挙後から年明けにかけて街頭演説を続けている瀬戸氏に「(参院選に)弾みがついたね」との声が掛かるといいます。
 4日も、区内を宣伝カーで回る両氏に笑顔で手を振り、「頑張って」と声援を送る市民の姿が。瀬戸氏は「総選挙は第1幕。第2幕の参院選は、これからの日本の行く末を決める天王山のたたかい。大阪選挙区から、日本共産党のたつみコータローを何としても送り出して」と訴えました。
 たつみ氏は、誕生した安倍・自公政権の下で、消費税増税や原発、TPP(環太平洋連携協定)参加など総選挙で問われた争点が正念場になると述べ、「日本共産党は掲げた公約実現へ国会内外で頑張る」と決意。自公政権の「経済対策」に対して、「インフレにしても、給料も年金も下がっていたら、結局暮らしは大変に。国民の懐を温めてこそ、デフレ脱却・景気回復につながる」と強調し、参院選で増税連合に審判を下し、消費税増税を中止に追い込もうと呼び掛けました。
改憲への動きをきっぱりと批判

 自民党、維新の会、みんなの党などが改憲・集団的自衛権容認への動きを強めていることについてたつみ氏は、「『自衛』の名でアメリカの戦争に、名実ともに日本が加わっていくことになる」と批判。「アジアで2千万人、日本で300万人が犠牲になった侵略戦争の反省を基につくられた憲法9条を絶対変えさせてはならない」と力説し、「参院選では『憲法守れの声』を私、たつみコータローに託してください」と訴えました。
 此花区高見で演説を聞いていた女性(72)は、「年末の選挙では自民党がたくさん議席を取って悔しい思いをしたが、共産党に伸びてもらわないと、世の中は変らない。若いコータローさんに頑張ってほしい」と期待を語っていました。
(2013年1月13日付「大阪民主新報」より)

投稿者 jcposaka : 2013年01月12日

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