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大阪府知事選挙・大阪市長選挙の結果についての声明を発表しました

2011年11月28日

大阪府知事選・大阪市長選の結果について
        2011年11月28日   日本共産党大阪府常任委員会

 11月27日に投開票された大阪府知事選挙では、日本共産党が推薦した梅田章二候補が35万7159票(得票率9.74%)を獲得しましたが勝利には及びませんでした。大阪市長選挙では、日本共産党が支援した平松邦夫氏が52万2641票(得票率41.04%)を獲得し健闘しましたが当選には至りませんでした。
たたかいの先頭にたたれた梅田章二氏、渡司考一氏に敬意を表します。ご支援いただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに感謝を申し上げます。全国の多くの方々からいただいた熱いご支援に、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 今回の選挙戦は、これまでとまったく様相の違うたたかいとなりました。橋下・「維新の会」による独裁政治を許すのか、それとも府民・市民の共同の力で大阪の民主主義を守りぬくのかが正面から問われました。日本共産党は反独裁≠フ立場から大胆な決断をおこない、知事選挙で梅田章二候補の勝利をめざすとともに、大阪市長選挙では「大阪は独裁・橋下知事に屈しない。恐怖政治から市民を守る」と表明された平松邦夫市長を自主的に支援してたたかいました。
 渡司考一氏から立候補を中止し「橋下氏の野望をなんとしても食い止め、大阪を愛するすべての人と、心と力をあわせて『庶民の大阪』を守りぬく効果あるたたかいにとりくむ」との決意が示され、梅田章二候補もその先頭にたちました。日本共産党は、個々の政策の違いという次元を超えた民主主義の根幹に関わる大問題として全力でたたかいました。
勝利するには至りませんでしたが、わずかの期間に党派の垣根を超えて「反独裁」の一点での府民、市民の共同が大きく広がり、平松邦夫氏が得票を伸ばし52万を超える票を得たことなど、今後のたたかいの土台となる貴重な成果となりました。
 橋下・「維新の会」は、早くも独裁政治を強行する姿勢を示し、大阪をファッショ的な独裁政治の拠点にする動きを始めています。しかし、選挙戦において厳しく批判した憲法違反の「独裁三点セット」、―「大阪都構想」「教育基本条例案」「職員基本条例案」に対して何らの反論もできず、その中身をまともに語ることもできませんでした。「選挙に勝てば民意≠セ」として強行することは、絶対に許されません。たたかいはこれからです。
 「庶民の大阪」を独裁政治の拠点にさせないために、「反独裁」の一点での府民的な共同をさらに広げ、大阪と日本の民主主義を守り抜くためにたたかいぬく決意です。

 選挙戦では橋下氏が「大阪都構想」で「改革」の幻想をあおりましたが、大阪の地方政治を「府民が主人公」「市民が主人公」の方向に転換するためには、関西財界いいなりの大型開発路線問題など、大阪府政、大阪市政の大本を転換することが必要です。東日本大震災と原発事故は、住民の命と暮らしを守る新しい政治を求めています。日本共産党は、雇用、福祉、医療、教育など切実な要求の実現のため、これまで以上にその役割を果たしていきます。そのためにも、梅田章二氏と「明るい民主府政をつくる会」、渡司考一氏と「大阪市をよくする会」が打ち出された、政策や公約の実現をめざし、府民、市民との共同を広げ、その先頭に立つ決意です。
 選挙戦の総括と教訓は、「明るい会」「よくする会」とともに、各方面のご意見に耳を傾けて深めていきます。府民、市民の新たな模索と探求が続くなか、構成団体の力を強めその影響を広げることが求められます。日本共産党が、情勢にふさわしく役割を果たすために、自らの力を一段と強める必要性が痛感されます。きたるべき国政選挙、地方選挙での躍進を開くため、党創立90周年をめざす「党勢拡大大運動」に全力をあげていきます。

投稿者 jcposaka : 2011年11月28日

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