>>>ひとつ前のページへトップページへ

「『君が代』強制条例の問題点は何か」共産党府委員会が提言を発表

2011年06月25日

 日本共産党大阪府委員会文教委員会は6月24日、「大阪維新の会」が同月3日夜の府議会で可決強行した「君が代」強制条例について、「『君が代』強制条例の問題点は何か――民主主義と教育を守るために」を発表しました(5面に全文)。
 この中で、「君が代」強制条例を短期間の府議会で「数の力」で強権的に押し通したことは、「民主主義を破壊する歴史的暴挙」だと述べ、憲法と教育の条理からみた条例の問題点を3点にわたって指摘。条例第1条で示された狙いが、府民と子どもに「愛国心」(愛国意識の高揚)を押し付けることにあり、「戦前の軍国主義教育を通じて国民と子どもを侵略戦争に駆り立てた歴史を想起させる驚くべき時代錯誤の内容」だと批判。やり方、内容、目的のいずれをとっても憲法違反だとして、一日も早く廃止すべきだと強調し、大阪府の教育にいま求められているのは、学校耐震化や少人数学級など教育条件の拡充だと述べています。
 さらに、「君が代」「日の丸」の歴史と問題点に触れ、「国旗・国歌」問題についての府民的討論と合意の重要性を提起。さらに橋下知事が9月府議会で提出しようとする「懲戒処分」条例案を許さない世論と運動が重要だと述べ、府民と教育への「国旗・国歌」の強制に反対し、民主主義と教育を守る共同を広げるために力を尽くすとしています。(2011年6月26日付け「大阪民主新報」より)

投稿者 jcposaka : 2011年06月25日

トップページへ ひとつ前のページへ ページ最上部へ
ご意見・ご要望はこちらから