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「ダブル選」へ臨戦態勢を 明るい会代表者会議 府政転換の方向府民に

2011年05月20日

 明るい民主大阪府政をつくる会(明るい会)は18日夜、大阪市北区の大阪グリーン会館で幹事団体・地域連絡会代表者会議を開きました。27団体、22地域から68人が参加。今秋に想定される府知事選・大阪市長選の「ダブル選」に向けた活動を確認しました。
 報告に立った薮田ゆきえ常任幹事は、閉塞感が強まる中でいっせい地方選の結果には「政治を変えたい」という国民の思いが反映しているが、府議会で過半数を占めた維新の会の狙いは、府民の暮らしを良くすることではなく、結局は大企業優先の大型開発推進にあると指摘。それだけに「明るい会」が府政転換の方向を府民に明確に示し、届けることが求められていると述べました。
 薮田氏は、各地の実践から、要求を入口に対話して府政の実態を知らせれば、府民の「橋下支持」を変えることができるという教訓が生まれていると強調。当面の活動について、「ダブル選」を想定して各団体・地域連絡会が臨戦態勢を確立するとともに、6月3日(金)を中心にいっせい宣伝行動に取り組むことや、6月26日に大阪市対策連絡会と共催で開く府民学習会(別項)の成功、9月府議会前後に開く「府民大集会」などを提案しました。
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 緊急学習会「橋下さんで大丈夫? 大阪の防災、安全・安心のまちづくり」 6月26日(日)午後1時半、天満研修センター・イベントホール(JR天満駅下車)。講演「大阪の防災、安全・安心のまちづくり」(塩崎賢明さん・神戸大学教授)、「橋下知事がすすめる大阪都市のあり方」(森裕之さん・立命館大学教授)。参加費無料。主催=府民要求連絡会、大阪市対策連絡会議。06・4800・8475府民連。

府民との共同 全力で
日本共産党・柳府書記長が報告

 会議では日本共産党の柳利昭府書記長が、いっせい地方選の結果・教訓と今後のたたかいについて、宮原威府議団長が5月府議会をめぐる情勢や焦点について、それぞれ報告しました。
 柳氏は、いっせい地方選では維新の会の強い影響と、各党の生き残りをかけた大激戦の中で府議会でも日本共産党が後退する重大な結果になったが、府議選の得票率を見れば維新の会の進出で他の各党の得票率が接近していることを示し、「政党間の力を前向きに変える足場がある」と指摘しました。
 柳氏は、橋下知事と維新の会が「首長が主導する地方自治破壊の突撃部隊」であることを明らかにして攻勢的にたたかう構えを確立したことは、今後の大きな力になると強調。東日本大震災後は救援・復興、原発政策の転換を求め、住民の命と暮らしを守る「福祉・防災のまちづくり」への府政転換を訴え、吹田市の千里救命救急センター補助金廃止反対など、焦点の住民要求に基づく署名運動に取り組む中で橋下府政・維新の会を告発し、共感と支持を広げたことは重要だと述べました。
 柳氏は、こうした経験を踏まえて、さらに府民の気持ちをとらえる論戦を発展させると同時に、民主勢力の側からの府政転換の政策を提起していくと述べ、「大阪市長選・府知事選に向け、『明るい会』や『大阪市をよくする会』とともに府民の共同を広げ、『住民が主人公』の府市政への転換を切り開くため全力を尽くす」と決意を語りました。

投稿者 jcposaka : 2011年05月20日

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