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明るい会が基本政策総論(1次案)発表 橋下府政を検証 転換の方向示す 知事選展望し代表者会議開く

2010年04月16日

 明るい民主大阪府政をつくる会(明るい会)が8日、大阪市北区の大阪グリーン会館で幹事団体・地域連絡会代表者会議を開きました。日本共産党の宮原威府議団長が府政報告を行ったのにつづき、「明るい会」政策委員会の辻保夫委員長が、次期知事選を展望した「基本政策総論(第1次案)を提案。前田仁美事務局長が当面の重点的な活動について報告しました。

 「基本政策総論(第1次案)は、橋下府政の2年間を検証し、問題点と府政改革の大きな方向をまとめたもの。「明るい会」では今後、これに基づいて各構成団体で府政問題について討論するとともに、ことし秋に実施する全有権者規模の府民アンケートの結果も生かして、今年末をめどに次期知事選に臨む「基本政策(案)」を策定する予定です。

地方自治体の役割放棄

 要点を報告した辻氏は、昨年8月の総選挙で、自民党政治に審判が下り、民主党中心の新政権が誕生した下で、「新しい政治を求める府民の期待に応えるために、大阪府に求められるのは、住民自治を守り発展させ、雇用・営業・福祉・教育などの府民施策を、財政困難の下でも可能な限り拡充し、それを安定的に進める裏付けとなる地方税財源の確保を国や大企業に迫ること」と強調しました。
 辻氏は橋下府政について、府立高校授業料の不徴収・私学の一部無償化など新政権の施策や府民世論の高まりを受けて部分的変化はあると指摘。しかし全体としては、府民に「自己責任と互助」を求め、地方自治体の役割を放棄し、市町村と民間に転嫁する「構造改革」路線を強め、財界の望む「大阪府解体・関西州の実現」を進めることにあると述べました。

知事人気と矛盾の拡大

 知事就任2年の世論調査で、橋下知事の支持率は7〜8割と高い一方、「政策に期待できる」が16%と昨年の32%から大きく下回っています(「毎日」)。辻氏は、「景気対策や福祉の充実などを求める府民の生活要求と、橋下知事が進めてきた施策との矛盾が確実に広がっていることを示している」と語りました。
 辻氏は、教育や福祉、医療、文化など各分野でかつてない府民的要求運動が広がる中、「橋下府政の転換」という共通目標を掲げた府民運動をつくり出すことは、「大阪の民主勢力にとって大きな政治的任務になっている」と強調しました。
 橋下府政の2年間の検証をめぐり、辻氏は全国の中でも特に深刻な府民生活の現状を紹介。橋下流「財政再建」について、「収入の範囲内で予算を組む」として府民と職員に犠牲を押し付けながら、5兆円に上る府の借金をつくった大きな原因である無駄な大型開発は「従来通りに継続」となっていると批判しました。
 辻氏は、橋下知事の「経済活性化策」は大阪湾ベイエリア開発や淀川左岸線延伸部など、すでに破たんした事業の焼き直しだと指摘。真の経済活性化には、府民生活と雇用を守り、中小企業を「大阪経済の主役」にすえた施策を積極的に展開することこそが必要だと力説しました。

民主的府政へ転換求め

 さらに辻氏は、橋下知事が「戦略本部会議」や特別顧問などを中心としたトップダウン型の強権的な政治手法を強め、特別休暇制度の改悪はじめ「府職員バッシング」や、日本共産党の小谷みずす議員への「核武装論者」発言など挙げ、「知事としての品性と資質を疑わせる言動を繰り返している」と指摘。「府民参加、職員参加、専門家参加による民主的な府政運営への転換が求められている」と述べました。
 その上で辻氏は府政転換の大方向について㈰命・暮らし・教育を支える「福祉都市おおさか」の再生へ――「自己責任」を押し付け、府民施策を切り捨てる府政からの転換㈪大阪の人、資源、文化を生かし、地域経済を活性化する――無駄な開発を進め、大企業の利益を優先する府政からの転換㈫「府民主権」を貫き、平和憲法と地方自治を生かす――大阪府を解体し、自治体の役割を放棄する府政からの転換を挙げました。

真の府政改革へ学習・懇談を
知事選候補者選考をスタート

 当面の活動について報告した前田事務局長は、橋下府政の2年間で、教育や文化などの分野でこれまでにない府民共同の運動が進展してきたと強調。府民無視の「橋下改革」が広がるほど、府民と「明るい会」との共同が広がり、府政転換の力がつくられてきていると語りました。
 前田氏は、次期知事選を目指し、国政と関連して府政を大局的に見、「暮らしを良くしたい」「政治を変えたい」と願う府民とともに、「真の府政改革とは何か」についての学習・懇談を本格的に進めることを提案。当面、5月9日に開く「府政シンポジウム」(別項)を成功させるとともに、次期知事選に向けて候補者選考委員会の活動を始めたことを報告しました。

明るい会府政シンポジウム

 明るい会 府政シンポジウム「橋下府政2年の『実績』を検証――どんな「府政改革」を求めるのか」 5月9日(日)午後1時半から、大阪市北区・北区民ホール(JR天満・地下鉄扇町駅下車)。問題提起・コーディネーター=中山徹・奈良女子大准教授。パネリスト=平山星弘・東大阪金属加工グループHIT副代表幹事、竹信三恵子・「朝日新聞」編集委員、宮原威・日本共産党府議団長、田中康寛・大阪教職員組合委員長の4氏。入場無料。06・6357・5303明るい会。

投稿者 jcposaka : 2010年04月16日

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