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いま真価発揮 大阪の革新懇運動(下)

2009年10月16日

 堺市内の寺や協会の多くに、 平和を訴えるポスターが掲示されています。  同市北区にある真宗大谷派本通寺住職の北畠顕諒さん (59) は、 「仏教の教えに、 『国が豊かになるには武器はいらない、 兵もいらない』 というものがあります。 皆が手を合わせたら戦争など起こらない」と話します。

 住職らはイラク戦争開戦の際、 「各国は武器を捨てよ」 と国連に出向き訴えました。 このころから、 革 新懇とつながりを持つようになりました。  日本国憲法の制定を描いた 「日本の青空」 のチケット普及や、 憲法9条を守ることを訴えるポスターを38寺に張り出すなど、 協力関係を強めています。  堺市の革新懇運動には仏教各派やキリスト教、 天理教など、 さまざまな宗派の関係者が参加しています。      ◇  佐々木紫朗さん (91) =同市中区=は元特高憲兵。 中国で生まれ、 陸軍中野学校で訓練を受け、 下関の工場に潜入しました。 工場は海軍の監督下にあり、 特殊魚雷や自爆攻撃用の一人乗り爆弾、 水上飛行機などを造っていました。  スパイ防止のために密告制度が作られ、 工場は自由にものが言えなくなりました。 「勝った勝った」 という情報だけが流されるようになりました。  親や兄弟、 子どもたちを兵隊に取られた人たちも多くいました。 安否を気遣う声を押さえつけることを、 佐々木さんたちは任務としていました。   「あの時代でも、 共産党さんや宗教者、 学者さんが抵抗し、 戦争を終わらせるために活動していた。私は言い訳できない」  1985年の国家機密法制定を阻止する運動の中で、 革新懇と出会いました。 侵略戦争遂行の一端を担った反省から、 国による弾圧や人権侵害などを告発する講演や執筆活動を現在も続けています。 「自分の時間の半分を、 高齢者や障害者運動に、 もう半分を平和運動に」 と話します。

革新懇の3つの共同目標
@経済の国民本位に転換し、 暮らしが豊かな日本へA憲法を生かし、 民主主義が発展する日本へB日米軍事同盟から離脱し、 非核・平和の日本へ

全国革新懇が総会・交流会
24・25日奈良県で
日本共産党委員長志位氏が特別発言

 全国革新懇は24 (土)、 25日 (日) の両日、 奈良県文化会館で総会と交流会を開きます。 全国の職場や地域、 青年の中で活動する革新懇が集まり、 日本共産党の志位和夫委員長が特別発言します。
 24日午後1時から総会と交流会・全体会、 志位委員長が参加する 「青年の集い」。 25日午前9時から交流会・分散会。 参加費1000円 (1日のみは500円)。 03・3357・5515全国革新懇。

投稿者 jcposaka : 2009年10月16日

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