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日本共産党岬町支部 小さな町で初めての「つどい」政策に共感と期待 議会伝え活動強化

2009年05月28日

  「時つ風吹飯ふけひの浜に出で居つつ贖あかふ命は妹が為こそ」 と、 万葉集にもうたわれた大阪府岬町。 人口約1万8千400人が暮らす大阪南端のこのまちに、 日本共産党の旗を掲げてきたのが岬町支部です。 先月24日、 結び付きのある党支援者は数えるほどという山あいの孝子きょうし地区で、 日本共産党の 「議会報告のつどい」 が開かれました。 集落内で日本共産党の会合が開かれたのは初めてのこと。 23日、 支部員らと 「つどい」 参加者を訪ね、 国政や町政への思いを聞きました。

  「1人でも参加者があれば大成功!と思っていたんですよ…」。 日本共産党の中原あきら岬町議の声に、 支部長の石田允人さんも、 「何人集まるか不安でしたが20人近く参加し、 12畳の部屋が狭く感じるほどでした」 と振り返ります。

皆が初参加

 町中心部から、 自動車で国道26号線を和歌山方面に南下、 南海孝子駅を越えたところで左に折れ、 谷沿いに進むと、 新緑まぶしい里山が広がり、 田植えの準備に追われる農家の姿も見られます。
 約200世帯が暮らす孝子地区。 4月の 「つどい」 は、 町立小学校 (生徒減少で休校)内にある集会所で開かれました。 中原町議、 わけ豊衆院19区候補らが弁士に。 3月議会での論戦や激動の政局に触れ、 「国民一人一人が大切にされる政治を、 日本共産党と力を合わせて実現しましょう」 と呼び掛けました。
 地元集落からは農家の女性や3人の子どもを育てる母親、 元公務員の男性ら7人が参加。 全員が、 共産党の 「つどい」 は初参加の人たちでした。
 子育て真っ最中の女性は、 「誰が政治をやっても一緒」 と考えていましたが、 子育てサークルで中原町議と知り合い、 意見を交わす中で政治を身近に感じて 「つどい」 に参加。

政治に不満

 50年近く農業を続ける女性は、 「豊かな自然と農業を守りたい」 との願いから参加。 広大な山林をつぶして建設される第2阪和国道計画に対し、 自然を守れの声が広がる中、 女性は、 「土地は命そのもの。 一度耕すのをやめたらもう戻せない。 農地をつぶす政治は間違っている」 と語りました。
  「後期高齢者医療の窓口負担が引き上げられるの?」 「国民健康保険は国の制度なのに、 保険料が市町村によって違うのはおかしい」 などの意見のほか、 年金制度への不満や企業誘致など産業振興策について質問も。
 民主党支持という男性も、 「政党助成金は無駄」 「大企業の法人税を引き上げるべきだ」 と語り、 日本共産党との政策的一致点も浮き彫りになりました。

思い生かす

 党岬町支部は2005年10月の町議補選で空白議席を回復。 それ以降、 中原町議を先頭にした議会活動と合わせ、 手書きの議会ニュース 「あくしゅ」 の発行や、 支部会議の定例化、 『しんぶん赤旗』 読者拡大など、 日常活動の強化を進めてきました。
  「日本共産党の姿が見える活動を」 と議論を重ね、 07年9月から、 町内6ある駅頭で早朝宣伝を始め、 08年4月から年4回の 「議会報告のつどい」 を開いています。
  「みんなで考え、 決めたらみんなでやり遂げる。 党員一人一人の思いを生かした活動を重視し、 支部活動が活性化した」。 こう話すのは支部員の大西昌三さん。 園芸の専門知識を生かし、 鉢植えなどを贈り、 多くの人に喜ばれています。
 毎朝3時に起きて 『しんぶん赤旗』 の仕分け作業をしている永井福子さんは、 「議会傍聴に取り組んでいます。 中原さんの頑張りで、 少しずつ町政の問題点が町民の中に広がってきました。 真実を伝える 『赤旗』 読者をもっと増やしていきたい」 と話します。
 3カ月前に子育て中の女性 (36) を党に迎えたことも、 支部の確信になっています。女性は 「子どもを産み、 政治に無関心ではいられない」 と 『赤旗』 読者になり、 「 『赤旗』 を読めば読むほど世の中の矛盾がはっきりと見え、 共産党をどんどん好きになりました」 と語っています。

伝えていく

 今回のつどいに向けては案内ビラの全戸配布や、 電話や訪問でのお誘いなど支部員みんなが力を合わせました。 来月2日に開会する6月議会 (19日まで) の 「報告のつどい」 は同20日に予定。 会場は無党派層が多く暮らす住宅地でもあり、 支部では 「思い切って案内を広げよう」 と意気込んでいます。
 中原町議は、 「たとえ支持者が少ない地域でも、 岬町の住民の皆さんに町政と議会の状況を伝えていくのは議員や政党としての責任です。 いまの政治を一緒に変えていくために、 日本共産党の活動と姿を1人でも多くの町民に知らせ、 地道に取り組んでいきたいと思います」
 石田支部長が語ります。 「『つどい』 を成功させることで、 党員一人一人が成長することができました。 政治を変えてという有権者の願いに応え、 憲法の理念が息づく社会の実現のため、 次期総選挙で勝利できるよう頑張っていきたいです」

投稿者 jcposaka : 2009年05月28日

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