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仕事・学校・結婚・子育て・平和… 青年の願い実現へ 連帯してたたかう 木津川南地区委員会

2009年03月06日

 大阪市の住吉区・住之江区・西成区・大正区を担当地域にもつ民青同盟木津川南地区委員会。 この地域の青年たちも要求を掲げ、 奮闘しています。
 ことし1月、 住吉区苅田地域で49歳の元派遣社員の男性が餓死状態で見つかるという事件が起き、 地区委員会の中でも衝撃が走りました。 「相談できる相手がいれば」 「自分たちの存在を知らせていれば」 と議論になりました。
 地区委員会ではそれまでにも、 雇用問題に取り組んできました。 昨年2月に日本共産党の志位和夫委員長が国会で質問して以降、 どうやって雇用問題で苦しんでいる青年と声を上げ、 たたかっていくのか話し合いました。 「いまの青年は自己責任だと思って声が上げられないんじゃないか」 と議論し、 昨年3月には日本共産党や労働組合などと実行委員会を結成。 6月に 「若い世代の雇用・貧困問題にどう立ち向かうのか自己責任論をのりこえて」 と題した学習交流会を開催しました。
 民青木津川南地区委員長の安達雅之さん (27) は、 「この運動を通じ、 実態をよく交流し、 自己責任を乗り越え、 連帯をつくるのが大事だと思った。 1人だといま置かれてる状況は自分のせいだと思うけど、 交流すれば乗り越えられる」 と話します。
議会で報告書活用
 その後、 実態などを載せた学習会の報告集を持って党府議団や市議団とも懇談。 報告書を基に府議団のくち原亮議員が雇用問題について府議会で質問にも立ちました。
 餓死事件が起こってからは、 街頭で日本共産党地区委員会とも協力して 「なんでも相談」 を開催。 ビラを配り、 生活実態アンケートを取りながら対話しています。 2月には、 宣伝で配ったビラを見て、 男性(38)から同区委員会に電話相談が寄せられました。 情報系の会社で働く男性は、 「上司に明日呼び出されている。 解雇されるのではないかと不安だが、 心構えを教えてほしい」と相談。 担当者が、 無条件の解雇はできないこと、 言われたことをメモに残すことなどをアドバイスすると、 男性は安心した様子で電話を切りました。
 木津川南地区委員会は、 これから年度末でさらに派遣切りに遭う若者が出ると予想されることから、 月末に掛けて 「街角なんでも相談会」 を集中的に行う予定です。 安達さんは 「自分も日雇い派遣で働いていた。 いまの若者は調整弁として使われている。 連帯してたたかっていきたい」 と語ります。

つながる・まなぶ・かえられる
民青同盟府委 代表者会議

 日本民主青年同盟大阪府委員会は1日、 大阪市内で第54回府代表者会議を開き、雇用問題や学費、 平和など、 青年の要求に基づいた運動を広げ、 仲間を増やし、 班活動を前進させようという決議を採択しました。 日本共産党山下よしき参議院議員が国会情勢などを報告、 宮本たけし衆院比例近畿ブロック予定候補、 労働組合青年部などが連帯あいさつしました。
 1年間の取り組みを振り返り三和智之委員長が報告。 いま、 青年の実態や願いが切実さを増す中、 民青同盟の役割がますます大きくなっていると指摘。 「つながる」 「まなぶ」 「かえられる」 という民青同盟の魅力を発揮し、 「楽しく、 元気に、 班が主人公の活動を大阪中に広げていこう」 と訴えました。
 各地域からの発言では、 地区委員会のほか、 保育士や学童保育指導員などの職場班や学生班、 高校生班などから多彩な報告がありました。
 堺泉北地区委員会の大学班の同盟員は、 昨年5月大学前で共産党の支部が行った宣伝を通じて民青に加盟した体験を紹介。 「民青に入って社会の仕組みが分かった。 仲間にも出会え、 民青は掛け替えのない存在になった。 みんなに早く民青に出会ってもらうため、 新入生歓迎宣伝に力を注いでいきたい」 と話しました。
 吹田摂津地区委員会の保育士班の同盟員は、 自分の経験を紹介。 「民青に入り、 職場の先輩とも気軽に話せるようになった。 悩みがいっぱいでも班会で話せ、 元気に仕事ができる。 職場に班があり良かった」 と発言。
 河南地区委員会の高校生班の同盟員は 「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」 に参加したことを発言。 「橋下知事との懇談では 『公立に行け』 と自己責任を押し付けてきた。 その後、 テレビやネットで私たちのことを批判する意見もあり、 ショックを受けた」 と話し、 「しかし、 批判する人たちも自己責任論が当たり前になっていてかわいそうな人たちで、 悪いのは社会」 と述べました。 そう思えるようになったのも民青で学んだ結果だとし、 「民青は自分を出せる場所。 たくさんのつながりをつくっていきたい」 と話しました。 ある地域連絡会の責任者は 「みんなで議論する中で、 ことし地区委員会をつくることを決意した」 と述べました。
 最後に三和委員長は 「いま民青が求められています。 知恵と力を出しながら、 前進に向けて頑張っていきたい」 と決意を語りました。
 選出した府常任委員は、 三和委員長、 伊木知史副委員長、 辻井大介、 川添健真各常任委員=以上再任、 中野健二氏を新しく選任しました。

雇用問題で青年集会
広がれ元気のもと―人間らしく働ける社会へ

  「手と手をつないで広がれ元気のもと〜人間らしく働ける社会めざして〜2009青年集会西淀川此花〜」 が、 4月19日 (日) 午後1時半から大阪市西淀川区のエルモ西淀川 (西淀川区民会館・阪神福駅下車) で行われます。 民青同盟や民主団体、 労働組合、 日本共産党などがつくる同集会実行委員会が主催。
  「年越し派遣村」 の村長を務めた湯浅誠さんによる 「派遣村が日本社会になげかけたもの」 と題した講演や、 参加者との交流を通し、 雇用問題などについて考えるもの。終了後はパレードも行う予定です。
 また、 集会に先駆けたプレ企画が、 14日 (土) 午後6時から、 同区のよどの里2階 (阪神姫島駅下車) で開かれます。 関西勤労者教育協会の槙野理啓さんが、 「派遣、 資本主義、 青年の未来〜科学の目でみるわたしたちの世界〜」 と題して講演します。
 連絡先は、 06・6473・9912 同実行委員会(西淀川労連内)。

投稿者 jcposaka : 2009年03月06日

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