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13日、 JR天王寺駅前での日本共産党・市田忠義書記局長の演説 (大要) を紹介します。

2008年09月18日

財界中心、アメリカ言いなりから国民本位に
日本共産党の躍進で政治の中身変えよう
日本共産党・市田忠義書記局長の演説(大要)

自民公明政治の破綻示す2代続きの政権投げ出し

 天王寺駅をご利用の皆さん、 残暑が厳しい中を日本共産党の街頭演説会にお集まりいただきました皆さん、 日本共産党書記局長の市田忠義でございます。

川柳でも総裁選報道への批判

 いま、 テレビのスイッチをひねりますと、 どのチャンネルも自民党の5人の総裁候補の顔ばかり。 まるでテレビ局が自民党のコマーシャル番組ばかり流しているのではないか。 そう錯覚するくらいの、 異様な大宣伝です。
 先日、 ある新聞の川柳欄にこんなのが載っていました。 「ええ加減にせえとテレビを怒鳴ってる」。 もう一つ、 「下々は惣菜選びに苦心する」。 なかなか言い得て妙だと思います。 庶民が物価高で安いお惣菜を買うために頭を悩ませているとき、 まるでお祭り騒ぎのような、 あの総裁選の様子。 「民のかまど」 に心を寄せない、 無責任極まりない姿だと言われても仕方がないのではないでしょうか (拍手)。

5人とも反省なし、 無責任

 5人の候補者が争っていますが、 誰一人として、 わずか1年の間に2人の総理大臣が政権を投げ出したことに対する反省も、 責任を取ろうとする人もいません。 5人とも共通しているのは、 あの安倍内閣、 福田内閣の閣僚経験者、 もしくは自民党の3役経験者ばかりです。
 中曽根元総理大臣は、 「途中で政権を投げ出したのは、 2代目で苦労が足りないから」 と言いました。 確かにそういう面もありますが、 2人続けて、 臨時国会の冒頭に、 今度は臨時国会の直前に政権を投げ出したというのは、 もう自民党、 公明党の政治が賞味期限が過ぎた、 政治的に行き詰まり、 破たんした結果ではないでしょうか (「そうだ」 の声、 拍手)。

自ら破綻を認める総裁候補

 これは私が勝手に、 一方的に言っているだけではないんです。 きょう難波の高島屋前で、 自民党の5人の総裁候補が街頭演説をしました。 そこで自ら、 自民党政治の破たんを認めました。 ただ、 反省はまったくなく、 人ごとのような演説です。 ちょっと紹介しましょう。
 ある候補は、 「世の中、 歯車が狂っている。 一番納得いかないのは、 マネーゲームにうつつを抜かし、 札束を持っている人だけが豊かになっている」 「大阪は中小企業の街。 一方でこつこつ汗を流している人が報われない。 こんな世の中であっていいのか」 「格差の問題、 医療の崩壊、 こういう問題に政治が応えてこなかった」 と、 自分で認めているのです。
 もう一人の候補は、 「自分はきのう、 東京の数寄屋橋で演説した。 『もう一度だけ自民党を信じて下さい』 と演説したら、 何人かの人から 『もう自民党の話は聞きたくない』 という野次が飛んだ」。 こういう演説をしたら、 高島屋前でも大きな野次が飛んだそうです。
 もう一人だけ紹介します。 「世の中ぎすぎすしすぎではないか。 勝ち組・負け組などという嫌な言葉がはやっている。 同じ仕事をしながら、 賃金の格差があるような、 そんなことを政治を放置していいのか」。 いったい、 誰がそういう政治をつくりだしたのか (拍手)。
 私はこれから、 自民党政治はどうして破たんしたのかという理由を演説で言おうと思っていましたが、 全部彼らが自分で言ってくれたので、 言うことがなくなるんですが (笑い)、 それでは演説が成り立たないので、 準備してきた話をします (拍手)。

国民生活と経済政策の破たん

 私は、 行き詰まりの第1は、 何といっても彼ら自身が認めているように、 国民の暮らしと経済政策、 この破たんです。
 いま私は全国を回っていますが、 「後期高齢者医療制度は何とか廃止してほしい。 まるで年寄りは早く死ねと言われている気がする」 「ガソリン代や物価高を何とかしてほしい」 「国保料高過ぎてなかなか払えない。 滞納したら保険証を取り上げられて、 病気になってもお医者さんにもかかれない」   本当に、 どこへ行っても、 悲鳴と、 自民党政治に対する怒りの声ばかりです。

後期高齢者医療に広がる怒り

 後期高齢者医療制度の保険料の年金からの天引きの3回目は、 先月8月15日でした。 こともあろうに、 終戦記念日なんです。 いま75歳以上の方々といえば、 先の戦争のときには、 「命を差し出せ」 と言われた。 戦後は、 日本の復興のために必死で頑張った。 ようやく苦労して75歳になったら今度は、 「やがて死ぬお年寄りに医療費をたくさんかける必要はないから、 早く死ね。 こんな世の中であっていいのか」。 こういう声をどこでも私は耳にしてきました。
 皆さん。 「あなたはきょうから75歳です。 長い間本当にご苦労かけました。 せめて、 お医者さん代くらいはこれから、 ただにいたします」 というのが、 本当の政治のあり方ではないでしょうか (拍手)。

雇用破壊と社会保障費の削減

 それにしても、 どうしてこんなことになったのか。 それが、 小泉内閣以来の、 「構造改革なくして成長なし」 「いま痛みに耐えたら明るい明日が見えてくる」   全然明るい明日は見えてきませんでした   「構造改革」 の名の下に、 労働のルールを壊して、 非正規社員、 アルバイトとか派遣、 パート、 請負の人を増やしました。 同じ仕事していても正社員の給料の半分です。 いま働いている人3人に1人、 若者や女性の場合は2人に1人が非正規雇用労働者。 では正社員は恵まれているのか。 決してそうではありません。 長時間・過密労働、 給料は9年間連続減り続けています。
 社会保障費もどんどん削ってきました。 なんと小泉内閣以降削られた社会保障費は1兆6200億円。 ことしも2200億円削るというのです。

大企業優遇で貧困と格差拡大

 一方、 一握りの大企業と大金持ちだけは、 この10年間で7兆円も税金もまけてやった。 その結果、 資本金10億円以上の大企業の経常利益は、 この10年間で2倍になりました。 大企業の役員の給料も2倍になりました。 そして、 貧困と格差が深刻になりました。
 政府は 「大企業がもうかれば、 やがて中小企業や労働者も潤う」 と、 かつては言っていましたが、 もはやこれは言えなくなりました。 政府が出しているいろいろな白書を見ても、 ついに景気が悪くなった、 輸出ばかりに頼るのではなく、 国民の皆さんの懐を温め、 所得を増やして内需を拡大する必要があると、 言わざるを得なくなってきました。

経済政策の軸足を家計に移す

 私は、 この診断は正しいと思うのです。 ただ、 処方箋が間違っている。 弱肉強食の 「構造改革」 路線が破たんして、 行き詰まったのなら、 雇用や社会保障、 農業、 漁業、 林業、 中小企業などのあらゆる分野で、 経済政策の軸足を大企業から家計応援に移すのが、 当たり前ではないでしょうか (拍手)。
  「弱者の声に耳を傾ける」 と言った総裁候補がいます。 「人に優しい改革を」 と言った候補もいました。 5人の総裁候補の共通点は、 いずれも小泉内閣の閣僚だった人です。 弱者を痛めつけて、 国民生活をずたずたにしておきながら、 よくもこんなしらじらしいことを言えたものだ、 あきれてものが言えないというのが、 皆さんのお気持ちではないでしょうか (拍手)。

異常な大企業中心主義と対決

 私たち日本共産党は、 あまりにも極端な大企業中心主義、 この、 世界から見ても異常な自民・公明の政治に、 真正面から立ち向かってきました。
 2月の衆院予算委員会で、 志位和夫委員長が派遣労働の問題を追及しました。 何を聞かれても 「フフフ」 としか言わなかった福田首相も、 「決して好ましいものではない」 と答弁し、 キャノンなどのえげつないやり方、 実態を調べると約束しました。
 志位委員長自ら、 キャノンの長浜工場に乗り込みました。 するとわざわざ本社から専務が出てきて、 偽装請負については 「反省しております」 「懲りております」 と言いました。 「今年中に、 キャノンの系統の全会社で派遣社員を解消して、 全部正社員にいたします」 と答えざるをえませんでした。 さらに、 8900人のキャノンの期間工に1人4万円、 総額3億円のボーナスを出すということも約束しました (拍手)。

道理と真理が政治を動かす

 日本共産党は国会で、 衆議院ではまだ9議席、 参議院では7議席です。 しかし、 国民の皆さんとしっかりスクラムを組んで、 道理と真理に立った追及をすれば、 一時は少数に見えた意見でも、 政府を動かすし、 大企業も動かす。
 日本共産党がこういう追及ができたのは、 労働者派遣制度はよくない制度だという、 一貫してブレない態度をとってきたからです。 1999年、 当時は臨時的・一時的業務に限定されていた派遣労働者を、 どんな仕事に使ってもいいという大改悪がありました。 そのとき、 日本共産党以外の全部の党が賛成したけれども、 そんなことをやったら、 人間らしい働き方が壊されるし、 日本のものづくりも日本経済も立ち行かなくなりますよと、 ただ一人反対したのが日本共産党でした (拍手)。 それがいまでは、 世論と日本共産党の奮闘に押されて、 「1999年の改悪以前の状態に戻すべきだ」 というのが共通の声になりつつあります (拍手)。

共産党躍進で差別医療廃止を

 後期高齢者医療制度も、 このたくらみが始まったのはいまから8年前 (2000年) です。 参院の委員会で、 日本共産党以外の政党が全部一緒になって、 高齢者だけ別枠の医療制度をつくれという決議をしました。 日本共産党は、 そんなことをしたらお年寄りに差別医療が持ち込まれる、 絶対にこんなことはやってはならないと、 正々堂々と批判してきました。 最初は日本共産党だけの主張だったのですが、 これはいまや、 野党全体の共通の意見になりました。 そしてついに、 ことしの通常国会では、 参院段階で後期高齢者医療制度廃止法案が可決されました。 今度は皆さん、 臨時国会、 衆院で可決させる番です。 大いに力を合わせて、 きっぱりと後期高齢者医療制度の廃止を勝ち取ろうではありませんか (拍手)。

アメリカ言いなり政治の破たん

 自民・公明の政治が破たんした第2の理由は、 アメリカ言いなりに、 憲法を踏みにじって、 自衛隊を海外に派兵する政治の行き詰まりです。

軍事力では何も解決しない

 福田内閣は、 アフガニスタンなどでアメリカ軍が進めている報復戦争応援するために、 何としても秋の臨時国会で、 テロ特措法を延長するという対応で臨みました。
 しかしアフガンの実態をご覧になったらお分かりのように、 戦争や武力でテロはなくならない。 ますます治安が悪化して、 真のアフガニスタンの復興のために、 頑張っていたペシャワールの会の伊藤さんが殺害されるという痛ましい事件まで起こりました。 あまりにも無残な、 尊い犠牲の上に、 あらためて軍事力では何も解決しないということを、 世界に示しました。
 だいたい皆さん、 燃油の高騰で、 漁師は漁に出られない、 トラック運送業者はもう仕事をやめるしかない、 と悲鳴を上げているときに、 どうしてアメリカにだけただの油をやらなければならないのか。 給油するんだったら、 アメリカじゃなくて、 明日の生活にも困っている国民にこそ給油すべきではないでしょうか (拍手)。

非同盟諸国が世界の流れ

 世界には、 アメリカと同盟を結んでいる国はたくさんあります。 それでも、 言うべきことはきちんと言う国がいま、 増えています。 軍事力ではなくて、 平和的・外交的な手段で問題を解決しよう。 これが世界の流れになっています。
 国連加盟国192あります。 そのうち3分の2の国々は非同盟諸国、 いかなる国とも軍事同盟を結ばない。 これがいま、 世界の流れなんです。
 そういう中で日本だけが、 この世界の流れに反して、 アメリカの言うことだったら何でも従う。 何かことがあれば自衛隊を海外に出す。 世界でも、 「アメリカ以上にアメリカ言いなりの国」 だと言われているんです。 これが皆さん、 自民党・公明党の政治であり、 国民の願いとアメリカの要求との矛盾の前に、 政権を投げ出さざるを得なかったのです。

自民党政治には未来はない

 5人の自民党総裁候補が政策論争をやっていると言いますが、 極端な大企業のもうけ第一主義にメスを入れる、 アメリカ言いなりの政治にメスを入れる、 そういうことを言う総裁候補は誰一人としておりません。 誰が福田首相の後継総裁総理になろうとも、 もはや自民党政治には未来はありません。

自民公明政治を根本から変える日本共産党の改革

 この自民党政治を根本から変えるために、 日本共産党はこれまで全力を挙げてきましたし、 これからも全力を挙げます。

第1の改革の柱
大企業のもうけ第一主義やめ暮らし第一に切り替える

 第1、 大企業のもうけ第一主義をやめて、 暮らし第一に切り替えること。 私たち共産党は、 大企業を敵だとは思っていません。 企業ですからもうけるのはいいと思うんです。 しかし、 労働者にきちんとした給料も払わず、 まともに税金を払わないでボロもうけする。 これをただし、 ボロもうけのボロを、 労働者と国民に還元しなさい。 これが私たちの主張なんです。

財源は消費税でなく、 軍事費、 無駄な公共事業にメスを入れる

 貧困を生み出す派遣労働を規制して、 安心して働き暮らせるルールを確立する。 社会保障の切り捨てをやめ、 誰もが安心できる医療と年金制度を確立する。 そしてその財源を、 消費税の増税に頼るんじゃなくて軍事費にメスを入れる。 いま、 日本の軍事費はだいたい5兆円で、 条約上義務付けられていない在日米軍のために 「思いやり予算」 と称して、 毎年二千数百億円のお金を出してやっているんです。 政府が毎年削っている社会保障費2200億円とちょうど合うんです。 「思いやる」 というなら皆さん、 お年寄りや障害者こそ思いやるのが、 政治の当たり前の姿じゃないでしょうか (拍手と 「そうだ」 の声)。
 向こう10年間で59兆円もお金をかけて、 無駄な高速道路を造り続ける。 こういうところにメスを入れて、 まけてやりすぎた大企業や大資産家への税金を、 せめて元に戻しなさい。
 こうして皆さん、 国民の生活と権利、 暮らしを守る 「ルールある経済社会」 をつくる。 これが私たちの第1の改革の柱です。 これが言えるのは、 企業・団体献金はもちろんのこと、 皆さんの貴重な税金である政党助成金も1円も受け取らない日本共産党だからこそ、 何のしがらみもなく、 誰に対しても堂々とものが言える。 この党が伸びてこそ、 当たり前の、 まじめに働く人が報われる社会が実現できるんじゃないでしょうか。

第2の改革の柱
アメリカ言いなり政治やめ、 平和の世界貢献行う国づくり

 第2は、 日米安保条約に基づくアメリカ言いなりの政治をやめて、 憲法9条を守り、 どの国とも対等平等に、 平和の世界貢献を行う誇りある国づくりを実施することであります。
 戦後63年もたつのに、 外国の軍事基地が、 四国の面積ぐらいあるほど、 日本中に張り巡らされている。 こんな国は世界中、 どこ探してもありません。
 安保条約をなくして基地のない平和な国をつくろうじゃないか。
 いま述べた2つは、 誰もが願う自民党政治からの根本的な改革の方向じゃないでしょうか。
 では民主党にこの改革はできるでしょうか。

政権の担い手だけ変えても明日は開けない

国民の税金で政党運営する民主党

  「生活第一」。 そう言ってますが、 財界・大企業への批判は一切ありません。 むしろ毎年、 日本経団連と相談しあって、 自分たちの政策の成績表をつけてもらって、 どれほど財界よりになってきたかによって、 献金額を決めてもらっている。 自民とともに財界・大企業と大の仲好しの政党が民主党なんです。
 そして盛んに 「官僚政治の打破」 「補助金の全廃」 と言います。
 しかし昨日、 政治資金の収支報告が発表されたのを見て驚きました。 民主党の財政の84・2%が、 政党助成金なんです。 国民の税金で政党の運営をやっているんです。 「補助金の全廃」 とか 「官から民へ」 とか、 無駄を削ると言うんだったら、 まず自ら、 政党助成金を返上してから言うべきではないでしょうか (拍手)。
 また、 「平和」 を口にします。 しかし、 あのアフガニスタンの問題でも、 陸上自衛隊、 地上部隊をアフガニスタンに送るべきだと公言しているのが、 民主党の皆さんなんです。
 9月3日付のアメリカの 「ニューヨーク・タイムズ」 で、 こう書いていました。 「民主党自身が強力な指導者も、 明確な政治課題ももっていないことを考慮すると、 もし、 この党が勝ったとしても、 結局、 ほとんど変化は起こせないだろう」。
 おか目八目と言いますが、 外国から見るとよく見えるんでしょうね。
 政治の中身を変えないままで、 政権の担い手だけ変えても、 日本の明日は開けません。 財界中心、 アメリカ言いなりという、 世界でも異常な自民党政治の根本問題にメスを入れて、 「国民が主人公」 の日本へ、 いまこそ皆さん、 政治の中身を大本から変えるために、 ご一緒に力合わせて頑張ろうじゃありませんか。


日本共産党を躍進させて自公の悪政を変えよう 

争点明らかにし、 解散・総選挙を

 いま自民党は、 政権投げ出しの反省などそっちのけで、 総裁選挙に国民の耳目を集めておいて、 その熱が冷めないうちに解散に打って出て、 議席をかすめとろうという作戦です。
 新しい首相に誰がなったとしても、 国民の審判を受けるために、 解散・総選挙を行うのは当然です。 しかしだからといって、 新しい政権が発足したら、 直ちに解散というのは、 国民無視も甚だしい。
 いま国政では、 物価高の問題、 後期高齢者医療制度の問題、 若者を 「使い捨て」 にする派遣労働の問題、 食の安全の問題、 イラクやアフガンへの自衛隊派兵の問題など重要な課題が山積みしています。 国民が切実に願っているさまざまな課題について、 きちんと総理の所信を国会で述べさせて、 本会議の代表質問だけではなくて、 一問一答のやられる予算委員会も開いて、 国政の基本問題を国民の前に明らかにして、 争点を明らかにして、 解散・総選挙をするのが、 民主主義の本来の道理ある方向じゃないでしょうか (拍手)。
強行採決の自公、審議拒否の民主

 審議をやると、 どうも次の総裁になりそうな人は、 失言癖があって、 すぐボロが出そうだ。 だから、 総裁選挙で支持が上がったら、 もう議論も何もやらないですぐ解散しようじゃないかと報道されています。 議論したら負けそうだ。 なんと情けない政権政党でしょうか。 そこまで落ち込んでいる、 破たんしているというのが、 いまの自公政治であります。
 日本共産党は行き詰まった自民・公明の政治の、 大きな極端な大企業もうけ第一主義の政治、 アメリカ言いなりの政治をただすために頑張ります。 問答無用の強行採決の自民・公明、 審議拒否ばっかりやっている民主党の中にあって、 国会を真に皆さんの声が反映される徹底審議の場にするためにも、 これまで全力を尽くしてまいりました。 こういう日本共産党の議席を、 大きくしていただいてこそ、 皆さんが願っておられる、 自民・公明の悪い政治を変えたい、 その願いが最も確かに実現できるんじゃないでしょうか (拍手)。
 比例代表選挙では名前じゃなくて、 政党名に投票しないと無効になります。 どうか近畿は一つ、 全国は一つ、 比例代表は日本共産党とお書きいただきたい。

比例代表で共産党支持の大波を起こし、 小選挙区でも風穴を

 いま9人の共産党衆議院議員のうち、 3人が近畿ブロック選出です。 一番大きなウエイトを占めているこの近畿の頑張りが、 日本全体の共産党の前進・後退の鍵を握っている。 どうかその近畿で現有3議席を絶対確保することはもちろん、 4人以上の比例代表の国会議員、 遠慮することはいりません、 5人、 6人出したからまずいということはありません。 そして比例代表での共産党支持の大波を起こしていただいて、 小選挙区でも風穴を開けようじゃありませんか (拍手)。
 先週の日曜日、 お隣の京都、 京都市南区の定数1の市会議員補欠選挙、 自民党と共産党の一騎打ちで、 見事に自民党に大差をつけて共産党候補が勝利しました。
 皆さん、 自民・公明の政治に審判を下し、 政治の中身を国民本位に変えるために、 何としても今度の選挙、 日本共産党を躍進させてください。 大阪の、 浪花のど根性を発揮して、 どうか皆さんの大きなご支援を広げぬいていただいて、 次の選挙では、 必ず勝利できますように、 心からお願いして、 私の訴えを終わらせていただきます。 長時間どうもありがとうございました (長く続く拍手)。

投稿者 jcposaka : 2008年09月18日

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