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最低賃金 せめて時給1千円以上に 審議会前でハンスト・座り込み

2008年08月21日

 中央最低賃金審議会の 「平均15円アップ」 の目安答申 (今月6日) を受けて大阪最低賃金審議会が開かれた8日、 大阪労連は時間給1千円実現の議論を求めて、 大阪市中央区谷町4丁目の第4合同庁舎前で、 ハンガーストライキや座り込み行動を実施。 これにはハンスト決行者6人を含む30人が参加しました。

 ハンストは単身者の必要生計費1237円 (時間額) に合わせ、 前日の午後7時から、 当日の午後3時37分までの1237分間にわたって行われ、 大阪労連の植田保二議長や同労連パート非常勤部会の長岡佳代子事務局長、 大阪医労連の嘉満智子さんら6人が決行しました。  正午から行われた集会で、 大阪労連の服部信一郎副議長は、 「目安金額わずか15円アップ。 こんな金額では1カ月10万円足らず。 深夜まで働いてようやく食っていける額。 最賃法の趣旨にのっとって時給1千円以上実現へ正面から議論すべきだ。 内需を拡大し、 希望の見える大阪の町にするためにも最賃引き上げが鍵になっている」と訴え。  嘉満さんは 「最賃法の改正で 『健康で文化的な生活』 が盛り込まれ期待したが、 わずか15円と、 去年を下回る金額。 8時間まともに働いたら生きていける時給にしてほしい」 と語りました。  午後2時から開かれた大阪最賃審議会では大阪市営地下鉄駅の清掃作業に従事している長原昭浩さんが意見陳述 (代読)。 「昨年までは時給800円程度が、 市の清掃作業委託が一般競争入札になり、 落札金額が低くなった関係で、 多くの作業者の賃金が府最賃の731円になった。 ボーナスなどのカットで年収50万円以上の減収」 と実態を述べ、 「改正された最賃法と憲法25条の趣旨が生きる金額改正を」 と訴えました。

投稿者 jcposaka : 2008年08月21日

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