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思いは一緒 手をつなごう 青年雇用集会に200人

2008年07月25日

  「人間らしく働きたい」 「まともに生活できる仕事を」 をスローガンに大阪青年大集会・パレードが21日、 大阪市内で取り組まれ、 200人が参加しました。 大阪労連・地域労組おおさか、 大阪自治労連、 大阪教職員組合、 大阪商工団体連合会の各青年部と民主青年同盟府委員会などでつくる実行委員会の主催。 集会のあと御堂筋などをパレードし、 青年労働者の実態改善や貧困打開を訴えました。

 人間らしく働くルールみんなでつくろうノーモア低賃金・サービス残業!。 大阪ミナミの繁華街に軽快な音楽に合わせて若者たちの声が響きました。
 歩行者の注目を集め、 両手を振って応える人や頑張れーの声援も。 宅配の勤務中という男性 (21) は 「私もアルバイト生活。 思いは一緒です」 と話し、 飲食店勤務の女性 (25) は 「長く派遣とアルバイトを続けています。 同世代の人たちが行動する姿に元気をもらいました」 と参加者が手にしたプラカードの文字を見つめていました。
 2人の子どもを連れて約1時間のパレードコースを歩き通したのは林真理子さん (22) =松原市。 「私自身もパート勤務で生活は大変です。 誰もが安心して暮らせる社会を実現して、 子どもたちに手渡したいですね」 と話していました。

政治の責任は重い

 全体集会では日本共産党の山下よしき参院議員と首都圏青年ユニオンの河添誠書記長がパネルディスカッション。 河添さんは、 個人参加の労働組合として2000年に発足した首都圏青年ユニオンの活動を紹介。 牛丼チェーン店で働くアルバイトの青年たちが団体交渉を重ねて解雇撤回などを勝ち取った事例などに触れ、 「違法だらけの労働環境の中、 おかしい変えようと声を挙げることが何より大切」 と話し、 非正規労働者同士のネットワークや居場所づくりの重要性を強調しました。
 山下議員は、 「自己責任論を振りまいて、 利益のため青年を使い捨てにする労働規制緩和を進めてきた政治の責任は重い」 と指摘。 一方、 全国の青年のたたかいと日本共産党の国会論戦が日雇い派遣原則禁止の流れにつながったとし、 「規制緩和から規制強化へ大きな一歩を踏み出したことに確信を持ち、 すべての労働者が保護される社会実現へ力を合わせましょう」 と呼び掛けました。

過酷な実態を告発

 リレートークでは7人が発言。 住吉区の女性 (34) は日雇い派遣の実態を 「涙の出るような過酷な勤務環境はまさに無法地帯だった」 と告発。 自営業者の青年は、 長時間働き詰めで低収入の営業実態を紹介しました。 教員や福祉現場の勤務実態のほか、 過労死を生み出す正社員の環境改善も訴えられました。
 5つの分科会では 「たたかう仲間」 「人間らしく生きたい」 「メンタルヘルス」 「偽装請負」 「労働相談コーナー」 のテーマで交流。 集会アピールを採択し、 「全国の青年と手を結び若者の雇用と貧困問題解決を」 と呼び掛けました。
 青年大集会に向け府内で1千人を超える青年から実態アンケートに取り組んだ民青同盟の三和智之府委員長は、 「府内全域で学習会や青年訪問、 街頭宣伝など多彩な取り組みが広がりました。 10月5日の全国青年大集会に向け、 政治を変えて要求を実現しようと一人でも多くの青年と対話を広げていきたい」 と話していました。

投稿者 jcposaka : 2008年07月25日

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