>>>ひとつ前のページへトップページへ

補助金半減、企画・特別展なしに ピースおおさか視察 共産党府議団

2008年05月08日

 橋下府政の 「財政再建プログラム試案 (PT試案)」 で、 特別展など一部事業の廃止が打ち出されている 「ピースおおさか (大阪国際平和センター)」 を、 日本共産党大阪府議団 (宮原威団長) が2日、 視察しました=写真。

  「ピースおおさか」 (大阪市中央区) は、 戦争と平和に関する情報・資料の収集・保存・展示とともに、 平和問題の調査研究・学習・普及などを通じて、 戦争の悲惨さを次世代に伝え、 平和の尊さを訴えようと、 大阪府と大阪市が共同で建設し、 91年に開館しました。  館内では3テーマ (「大阪大空襲」 「15年戦争」 「平和の希求」) の常設展示のほか、 年5回の特別展、 企画事業などを開催。 昨年夏には戦時下の大阪をテーマにした特別展を開き、 終戦の日の平和祈念事業では、 漫画家のちばてつやさんも講演しました。  開館以来の入館者総数は約141万8千人 (08年3月末現在)。 07年度は、 入館者数7万2417人のうち小中学生が約65%を占め、 学校や自治体に貸し出された映像資料を約7万7千人が見ました。  運営は89年設立の財団法人大阪国際平和センターが担い、 ことし4月現在の職員数は7人 (府と市の派遣職員各3人、 学芸員1人)。  PT試案は 「ピース大阪」 事業の必要性は認めながら、 同財団への府派遣職員を最小限にすることを明記。 府の補助金 (07年度当初約9700万円) は、 08年度約2400万円、 09年度約5500万円を削減。 特別展や企画事業は廃止し、 常設展に限定するとしています。  日本共産党府議団の宮原団長らは、 毛利雅彦館長らの案内で施設内を見学。 懇談の中で、 毛利館長は 「常設展と企画ものが一体となって、 当館の発信機能が発揮できる」 と強調しました。

投稿者 jcposaka : 2008年05月08日

トップページへ ひとつ前のページへ ページ最上部へ
ご意見・ご要望はこちらから