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保育4団体 子どもを守ろう 300人がパレードでアピール

2007年12月13日

  「保育水準を切り下げる最低基準廃止は絶対反対!」 「保育・学童の予算の増額、 公的保育の拡充を」 ―大阪市中央区の社会福祉指導センターで9日、 子どもを守ろう!学習とパレードが開かれ、 約300人が参加。 あふれる現場の要求を交流し、 集会後、 谷町筋をパレードしました。  主催したのは、 大阪保育運動連絡会、 大阪学童保育連絡協議会、 福祉保育労組大阪地本、 自治労連保育部会の4団体。

 主催者あいさつに続き、 奈良女子大学の中山徹准教授が情勢報告。 中山氏は、 政府の規制改革会議が今月下旬にも福田首相に提出する第二次答申案について、 認可保育所の直接契約導入や入所基準見直しなどの問題点を批判。 さらに地方分権改革推進委員会の中間的取りまとめ (11月) が全国一律の最低基準廃止などを打ち出した問題点に触れ、 「保育水準切り下げにつながる公的福祉解体が急テンポで進もうとしている」 と指摘。 「多くの府民に保育や学童保育をめぐる状況を知らせ、 本当に子どもにとっていい保育や学童保育を実現するために力を尽くしましょう」 と呼び掛けました。  八尾市立高安保育所の保護者が11月15日に市を相手取り提訴した民営化差し止め訴訟について発言。 「公立保育所民営化で犠牲になるのは子どもたちです。 保育士は親代わり。 子どものことをもっと真剣に考えてほしい」 と訴えました。  大阪市指導員労組の代表は、 「学童保育を守り発展させるため署名を集め府民の声を広げたい」 と決意を述べました。  学習後、 参加者は横断幕やプラカードを掲げ、 市内をパレードしました。 父母たちのあふれる要求を書いたクリスマスツリーを手に行進したのはつくしんぼ保育園の職員たち。 サンタやトナカイに仮装して市民にアピール。 保育士の渡辺美紗さん (26) は、 「待機児童解消のために最低基準を切り下げたり企業参入を促進するのは間違っています。 未来の宝、 子どもたちを守るために声をあげていきたい」 と話していました。

投稿者 jcposaka : 2007年12月13日

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