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大阪市長選挙の結果について

2007年11月23日

二〇〇七年十一月十九日 日本共産党大阪府常任委員会

 十一月十八日におこなわれた大阪市長選挙では、わが党が推薦した姫野浄候補が奮闘し十一万三千二百一票(得票率十二・六四%)を獲得しましたが、当選には至らず残念な結果となりました。ご支持をいただいた有権者のみなさん、ご奮闘いただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに心から感謝を申しあげます。
 今回の市長選挙では、有権者のみなさんが関・自公市政、「オール与党」市政に「ノー」の審判を下しました。現職市長が敗退したことと合わせて、大阪市政にとっては歴史的なことです。前回選挙に続き、姫野浄候補が勇気と決断をもって立ち上がったことが、無駄な大型開発、乱脈不公正な同和行政という、「オール与党」の悪政の根本問題を争点に浮き上がらせ、市政への関心を高めました。国保料、保育所など、市民の暮らしを立て直す公約にも大きな共感と支持が寄せられ、これが他の陣営にも影響を与えることになりました。
 新市長にもとめられることは、市民の審判と期待に正面からこたえることです。「中学校給食を検討し、食育をすすめます」「子どもの医療費を義務教育まで引き上げを前向きに検討」など、マニュフェストや公開質問状などで約束したことを誠実に実行することです。同時に、「市政改革」や「地下鉄民営化」など、「オール与党」市政がすすめてきた、市民犠牲と大企業中心の市政と決別することです。全国では、自民・公明・民主が、選挙では「対決」しても、終われば「オール与党」のさやにおさまる例が少なくありません。わが党は、市民の審判にそって、真の市政改革にとりくんでいく決意です。
 日本共産党は、市長選挙の結果をふまえ、総選挙、大阪府知事選挙の勝利をめざして全力をあげていきます。自民・民主の「大連立」騒動によって、「派兵恒久法」「消費税大増税」など、「二大政党づくり」の正体が明らかになっています。参院選と市長選で示された「自民・公明政治ノー」の審判にそって、国政でも府政・市政でも、自公政治に対する真の対抗軸を提起し、府民のみなさんとともに、日本と大阪の前途を語り合う運動にとりくんでいきます。
 大阪市長選挙では、日本共産党は「大阪市をよくする会」のみなさんとともに、姫野浄候補の勝利をめざして全力をあげました。しかし、「オール与党」が分裂し有力4候補の争い≠ニいう、これまでにない条件のたたかいとなったとはいえ、姫野浄候補の前回票(十六万五千票)、参院選の日本共産党比例代表得票(十五万票)を下回る結果となりました。一方、今回の選挙戦でも、西淀川区、此花区が得票率二十%台を獲得しています。宣伝・組織活動の実際にそって、「もてる力を発揮できたか」、「実力はどうだったか」を自己分析し、どんな流れが作られようとも前進できる実力をもつために努力していきます。

投稿者 jcposaka : 2007年11月23日

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