>>>ひとつ前のページへトップページへ

「憲法守れ」の運動いっそう強く

2007年05月18日

「憲法守れ」の運動いっそう強く
改憲手続き法強行
抗議行動各地で
中之島で集会

 改憲手続き法案 (国民投票法案) が審議も尽くさぬままに参議院で自民・公明両党によって強行可決された14日、 大阪市内で開かれた緊急集会で、 日本共産党の山下よしき参院選比例代表候補は、 成立した改憲手続き法について、 「その内容も成立までの手続きも、 この法案は国の最高法規たる憲法を制定するにふさわしい手続法とは対極となる悪法であることが明りょうになった」 と糾弾。
 さらに、 同法が最低投票率の定めがなく、 教員や公務員の運動を規制する条項が盛り込まれ、 憲法改定をお金で買える=有料CМが事実上野放しであること。 その上、 参院特別委員会で18項目に及ぶ付帯決議がされるなど、 内容的にも非民主的、 不公正なものだと批判しました。
 そして山下氏は、 改憲勢力の狙いが現憲法で禁止された軍隊の保持と武力行使にあることを明らかにし、 「政府与党が憲法9条を変える道に踏み出そうとすればするほど、 9条を守れの世論と運動が大きくなっているのが現在の特徴。 例え国会の中で改憲派が多数を占めても。 国民の多数にはなれない」 「国民投票によって憲法改悪を葬り去ることはもちろん、 その前の段階である国会での発議を許さない、 憲法を守り抜く運動をいっそう強め、 展開しよう。 日本共産党もともに頑張り抜く」 と決意を表明しました。
 集会では主催者を代表して大阪労連の植田保二議長は 「満こうの怒りを込めて抗議する」 「憲法9条を擁護する闘いはこれからが本番。 決意を込めて奮闘しよう」 とあいさつしたほか、 新婦人の会府本部、 大阪自治労連、 大阪教職員組合、 自由法曹団の代表らが決意表明し、 「数の力による民主主義の破壊は絶対に許されない。 参院選で審判を下そう」 (新婦人) 「与党自公政権に断固抗議するとともに、 採択に道筋を付けた民主党にも厳しく抗議する。 国民の側から誰も9条を変えてとは言ってない。 もっぱらアメリカと靖国派の要求で暴走している。 暴走は必ず国民の間に矛盾を広げる」 (大教組) などと訴え。 日本共産党の清水ただし市議も発言しました。
 高槻市から参加した高槻年金者組合の織部巌さん (66) は 「数の力でやり放題で腹が立つ。 しかし、 憲法守れと、 若者の署名が増えています。 9日の署名活動でも、 初めて100筆を超え、 130ぐらい集まりました。 若者にとって戦争に行くかどうかの問題。 改憲勢力の金をいっぱいつかった宣伝に負けないよう、 憲法守れの世論を広げたい」 と決意を語っていました。

堺で抗議集会

 堺市では、 堺・憲法共同センターと堺労連が瓦町公園で開いた緊急抗議集会に100人、 南海堺東駅前の抗議宣伝に50人が参加。 日本共産党栗駒堺市議、 平和団体 「ロードオブピース」 や堺教職員組合の代表らが抗議と決意の発言を行い、 共同センターから、 9条署名を早急に10万人集めることや、 市内に星の数ほど 「九条の会」 をつくることなどが行動提起されました。 駅前抗議宣伝では、 歌や 「9条守れ」 のプラスターなどで改憲反対をアピール。 署名、 ビラ、 宣伝カーからの訴えなど多彩な行動で採決強行に抗議する意思表示を行いました。

寝屋川で宣伝

  「国民無視の採決は許せない」 と、 ねやがわ 「憲法を守る会」 は14日夕、 寝屋川市内にある京阪・JRの各駅前でいっせいに、 自民・公明与党による改憲手続き法案の強行可決に抗議する緊急宣伝行動に取り組み、 憲法9条改悪に反対する署名を市民に呼び掛けました。
 京阪寝屋川市駅前では東西の2カ所で宣伝。 東側でハンドマイクで訴えた日本共産党の太田徹・寝屋川市議は、 参院での強行可決の経過を知らせ、 「国民が求めていたのは慎重審議。 憲法と直結する重要法案を、 国民の声を聞く中央公聴会さえ開かずに強行したことは許せない暴挙」 だと厳しく批判しました。
さらに改憲手続き法案の問題点を示しながら、 「今こそ国民が力をあわせて9条を守る声を広げましょう」 と訴えました。

九条は世界の宝
「9の日パレード」に100人

  「憲法9条の薫風で改正手続き法案を吹き飛ばそう」 と 「9の日パレード」 が9日、 大阪市内で行われ、 約100人が、 中之島公園から大阪駅前第2ビル前までパレードしました=写真。
 参加者は横断幕や鯉のぼり、 「憲法9条を守ろう」 「憲法9条は世界の宝」 などと書いた傘を手に行進しました。
 中之島公園での出発集会では 「9の日パレード市民の会」 事務局の辻公雄弁護士らが、 「安倍首相は靖国神社にこそっとものを贈ったり、 国民投票法案を強引に通そうとか悪いことをしている。 平和外交しかわれわれの生きる道はない。 ささやかな運動を大きく広げよう」 と呼び掛け。
 西区9条の会メンバーで、 シンガーソングライターのかわさきゆたかさんが 「憲法を守ろう安倍がなんと言おうと。 憲法で作ろう平和な世界…」 と歌声を響かせました。

投稿者 jcposaka : 2007年05月18日

トップページへ ひとつ前のページへ ページ最上部へ
ご意見・ご要望はこちらから