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住宅地完売しても赤字750億円 山下・宮本両参院候補ら「水と緑の健康都市」建設現場視察

2007年01月20日

 日本共産党の山下よしき参院比例候補、宮本たけし参院大阪選挙区候補、堀田文一府議、名手宏樹箕面市議らは十九日、「ムダな大型開発」と批判の声が出ている国道423号バイパス(箕面トンネル)と「水と緑の健康都市」を視察、現状を確認しました。

 トンネルの総事業費は約八百十三億円。区間は箕面市萱野と下止々呂美の約七`bです。トンネルを掘ったため大量の地下水がわきだし、地表の川が水枯れし、箕面の滝の水量が減少しました。現在、滝の上流にポンプで地下水をくみ上げて水を流し、滝の水量を補給しています。

 「水と緑」は、総事業費約九百八十五億円。面積は三百fを超えています。赤土が露出している現場では、今秋からの宅地分譲に向け、区画ごとに整地が進められていました。

 しかし、当初の住宅約五千戸・一万六千五百人居住という計画から、住宅約二千九百戸・九千六百人居住に縮小したことなどで、堀田府議は「住宅を完売しても、およそ七百五十億円の赤字になる」と見ています。

 視察を終え、堀田府議は「同じような近隣住宅街では人口が減っているのに、『水と緑』は町として成立するのか。砂上の楼閣を造っているにすぎない」と批判します。

 宮本氏は「膨大な事業費を使ってムダ遣いする一方で、財政難といって高校授業料の値上げをする政治を改めたい。また、事業としてまともであればまだしも、初めから赤字が分かっている、採算を度外視しているというのは不真面目だ」と語りました。

投稿者 jcposaka : 2007年01月20日

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