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府裏金の外部調査委員会 事実解明へ継続せよ 府議会委で宮原議員が要求

2007年01月25日

 大阪府の裏金問題について審議する府議会不適正会計処理調査特別委員会が二十五日開かれ、日本共産党の宮原たけし議員は、外部調査委員会のあり方や裏金の調査方法について質問しました。

 府の裏金問題は二十二日に南部家畜衛生保健所で、二十五日には同北部保健所でも発覚し、府の裏金問題はなお調査途中です。しかし府が設置した外部調査委員会は二十六日の会議で最終とし、報告書をとりまとめるとしています。

 宮原議員は、「事実解明は途中だ。この解明なしに府の調査の検証も、再発防止の提言もできるはずがない」と指摘。「(府の顧問弁護士で検察庁時代に「調査活動費」の不正流用疑惑で刑事告発された元福岡高検検事長の)加納駿亮氏の外部調査委員の任は解任し、事実解明されるまで外部調査委員会を継続すべきだ」と主張しました。

 松江人事室長はあくまでスケジュールは変えないと答えたため、宮原議員は、「事実はわからないことだらけだ。ぜひ再考を」と主張しました。

 また、今回の府の調査で裏金が判明した教育委員会財務課では課長が了承して職員の飲食代に当てられていたことや、地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府呼吸器・アレルギーセンターでは関係者の証言に食い違いがあることを指摘。「府の聞き取り調査では限界がある。府議会で直接本人に聴取を」と提言しました。

 疑惑のもたれている加納氏を府の顧問弁護士や職員の内部通の「ヘルプライン」、裏金問題の外部調査委員に選任したことを「よりによってという印象だ」とのべ、外部委員会を終結させる問題などを含めて知事質問を求めました。

投稿者 jcposaka : 2007年01月25日

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