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平和憲法を考える市民のつどい開く/泉大津市

2006年11月06日

 「平和憲法を考える泉大津市民のつどい2006秋」が五日、泉大津市民会館で開かれ、百人余がつどいました。主催は同実行委員会。

 あんさんぶる「は〜と〜ん」によるピアノとサックスホーンの演奏で開幕。続くパネルディスカッションで、「泉大津九条の会」代表の青山政利さんをコーディネーターに同市在住・出身の四氏が語りました。

 元泉大津文化協会会長の堀内健三さんBKは、「ニューギニアに侵攻した二百十六人の部隊で帰ってきたのは十六人。ほとんどが餓死」と死線をさまよった戦争体験を語り、「絶対に戦争はいけない」と訴えました。

 看護師の沼口照千代さんは、「毎日、命と向き合って仕事をしている」「尊い命を守りたい」という思いで声をあげる医師や医療従事車の活動を紹介。水野範恵さんは毎日の暮らしのなかで「平和」について考え、子どもたちとともに広島を訪ねた経験、朴喜美子さんは在日韓国人として「本名を名乗って生きること」の思いをそれぞれ語りました。

 会場からも「戦争のことは思い出したくない、話したくないと思っていたが、涙を流しながらでも語り続けていかなければ」「身近なところで小さな集まりをたくさん開いて平和を考える輪を広げていこう」などの発言が続きました。

 最後に「憲法九条の精神が世界中に広がり…戦争のない平和な世界を実現するために、可能あらゆる努力をいますぐ始める」呼びかけを参加者の拍手で確認しました。(了)

投稿者 jcposaka : 2006年11月06日

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