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東寝屋川高校・四条畷北高校および池島高校・清友高校の統廃合の決定強行

2006年11月06日

 大阪府教育委員会は六日、教育委員会会議を開き、今年度の新たな「高校つぶし」(「府立高校特色づくり・再編整備計画(全体計画)」)校を決定しました。

 決定された「高校つぶし」の内容は、▽東寝屋川高校と四条畷北高校を廃校にし、新たに普通科総合選択制の高校に再編成する▽池島高校と清友高校を廃校にし、新たに普通科総合選択制の高校に再編成する▽鳳高校全日制を単位制高校に単独改編する、というものです。

 九月の教育委員会会議で今年度の対象校案が発表されて以降、対象校の関係者によって「高校を守る会」などが結成され、わずか二カ月間で三万五千人の署名が集められました。四条畷市議会は全会一致で「一方的な発表は極めて遺憾」とする意見書を可決、府に提出していました。

 同日、辻保夫大阪教職員組合委員長と筆保勝大阪府立高等学校教職員組合委員長が連名で抗議声明を発表。子どもと教育・文化を守る大阪府民会議が「『学ぶ権利』保障する教育行政を」と訴えるビラを府教委がある府庁別館前で配りました。

 抗議声明では、この七年間の府教委の「高校つぶし」で、夜間定時制高校十四校を含め、四十校近い高校の募集停止が強行され、「行き場のない」子どもたちが生み出されてきたと指摘。普通科高校を百十七校から七十九校へと大幅に減らし、従来の九学区から四学区への学区拡大(来年度)などにより、受験競争の過熱化や学校の序列化がいっそう深刻となっているとし、「それがいま社会問題化している『いじめ、自殺』などの大きな要因となっている」としています。

 いま教育に求められるのは、「確かな学力の育成」「三十人学級をはじめとする教育条件の整備」など憲法・教育基本法の理念・原則を教育と教育行政に生かすことだと強調しています。

投稿者 jcposaka : 2006年11月06日

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