ズバリわかる大阪都

vol.2(2014.10.10)

Q7

「二重行政」がなくなり、
財政がよくなる?

Answer

「大阪市のままなら大赤字、
大阪都なら大黒字」のウソ

 かつて松井知事は「府・市二重行政がなくなれば年間4000億円浮く」と発言しました。

 ところが、真っ赤なウソ。「地下鉄民営化」など「二重行政」とは関係のないものを除くと、浮く額はせいぜい7億円です。逆に、「特別区」をつくるコストはばく大で、国の審議会では「特別区になると、より厳しい財務事情に追い込まれる」「いばらの道」と専門家が指摘しています。

 また橋下市長は「大阪市のままなら2300億円の赤字、大阪都なら2900億円の効果」と宣伝しました。

 これも大ウソです。橋下市長が出し直した資料では「大阪市のまま」でも「33億円の黒字」だとなっています。

 ウソがばれると、橋下氏は「財政効果なんていうのは意味ない」(7月の会見)と言い出す始末です。

消え去った「大阪都なら大黒字」パネル

QA20141010_q7_01 橋下市長が「出直し市長選挙」で、「大阪都構想はこの1枚だけ、わかればいい」としていた「大阪市なら大赤字、大阪都なら大黒字」パネル。ウソがばれ、すっかり姿を消しました。ここにも「霊感商法」なみの詐欺的な手口がうきぼりです。

大事な施設・施策も“二重行政”といって
目の敵にする維新の会

Q3.施設一覧

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