おおさかナウ

2019年07月28日

清水忠史の国会レポート
政権奪取の条件テーマに対談

syuusyou4ku_shimizu_web 参議院選挙でのご支援、まことにありがとうございました。大阪では、たつみコータローさんの「宝の議席」を失う重大な結果となり、わたしたちの力不足をお詫びいたします。同時に、32の1人区のうち10選挙区で野党が勝利し、改憲勢力に3分の2の議席を与えなかったことは、安倍政権の野望を打ち砕くものとなりました。市民と野党の共闘を発展させるために奮闘してきた日本共産党の役割にあらためて確信を持ちたいと思います。
 今度の選挙でも、「たつみさんはいい人だけど、共産党という名前があかん」とか、「党名を変えたほうが伸びるのでは」など、善意からの意見をいただきました。日本共産党という名前には、侵略戦争に反対してきた不屈の歴史が刻まれ、利潤第一の社会から人間の自由と解放をめざす未来社会へのロマンが込められているので、変えることはできません。私たちに接近してくれている保守や無党派の方々にも、わかりやすくそのことを伝えていく活動は大切だと考えています。
 このたび、作家で哲学者の適菜収さんと「日本共産党政権奪取の条件」(KKベストセラーズ社)という対談本を出版しました。日本共産党の未来社会論や、自衛隊、天皇の制度に対する考え方などについても、かなりつっこんで議論しています。なぜ党名を変えないのか苦心しながら説明しました。志位さんや小池さんのようにうまく話せないこともありましたが、党をよりよく知っていただくきっかけになるのではないかと思います。よろしければお買い求めください。(しみず・ただし 日本共産党衆院議員 毎月第1週に掲載)

(大阪民主新報、2019年7月28日号より)

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