おおさかナウ

2019年05月26日

〝戦争で「北方領土」奪還〟
丸山議員は即時辞職を

 大阪19区選出の丸山穂高衆院議員(日本維新の会を除名)が、「戦争」による「北方領土」奪還発言を元島民に行った問題で、市民からも批判と即時辞職を求める声が上がっています。

憲法蹂躙の議員に未来託せない
泉州市民連合

丸山議員の即時辞職を求める人たち=18日、泉佐野市内

丸山議員の即時辞職を求める人たち=18日、泉佐野市内

 泉州市民連合は18日、丸山議員の地元事務所近くの南海泉佐野駅前で、議員の即時辞職を求めて緊急宣伝を行いました。泉佐野9条の会、新婦人泉佐野支部、みんなで選挙☆ミナセン大阪、戦争法に反対する泉州地域法律家の会、子どもの未来を考えるママの会@大阪などの代表がマイクを握り、「戦争放棄を定めた憲法9条に違反する最悪の発言」「平和憲法の精神を踏みにじる議員や政党に、国民の未来を託すことはできない」などと訴えました。

 民青同盟員の女性は、「戦争は二度と繰り返してはいけない。誰も殺してはいけないし、殺されてもいけない。私たち青年が平和憲法の大切さを伝えていく」と訴えました。

 日本共産党の北村みき衆院大阪19区国政対策委員長は「平和憲法を踏みにじり、戦争する国づくりを進める国会議員はいりません。力を合わせ憲法9条を守り誰もが安心して暮らせる社会を実現しましょう」と呼び掛けました。

 訴えを聞いていた女性は「日本が本当に戦争を仕掛けたり、巻き込まれる日がくるかもしれないと不安です。私たちの子どもたちが戦争に加担するようなことがないように考え行動していきたい」と話していました。

新婦人泉佐野

普段は開いているのに施錠されていた地元事務所=16日、泉佐野市内

普段は開いているのに施錠されていた地元事務所=16日、泉佐野市内

 新婦人泉佐野支部は16日、南海泉佐野駅前で「憲法を守る立場にある国会議員による戦争をけしかける発言は、憲法違反で議員の資格が問われる。即辞職を」と宣伝しました。

 メンバーらは丸山氏の事務所を訪れ抗議しようとしましたが、普段は開いているという事務所は施錠されていました。

新婦人府本部が抗議文

 新婦人大阪府本部は16日、抗議文を丸山議員の国会、地元両事務所に送付しました。

 抗議文は、「憲法を守る立場にある国会議員が、『戦争』をたきつけるような発言をしたことは、議員としての資格」がなく、「謝罪で済まされる問題」でもないとし、丸山議員に辞職を求めています。

 

(大阪民主新報、2019年5月26日号より)

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