おおさかナウ

2018年07月29日

「集い」開き力に
野党共闘前進と共産党躍進で
新しい政治つくろう

 通常国会が閉会した22日、日本共産党木津川南地区委員会が山下よしき副委員長・参院議員を迎えた「集い」を大阪市住之江区内で開きました。山下氏は通常国会で大阪北部地震や西日本豪雨災害への対応より、カジノ実施法の強行を優先するなど暴走を続けた安倍政権を厳しく批判。「来年の参院選では野党共闘の前進と日本共産党の躍進で、自民・公明とこれを助ける維新に審判を下し、野党が政権を担う新しい政治をつくりましょう」と訴えました。

木津川南地区 山下副委員長が訴え

安倍政権にはつける薬なし

木津川南「つどい」minpou

山下よしき副委員長を迎えて開かれた日本共産党木津川南地区委員会主催の「集い」=22日、大阪市住之江区内

 山下氏は、安倍政権が災害対応や森友・加計疑惑の真相究明などに背を向けながら、「働き方改革」やカジノ、党利党略の参院選挙制度改悪など、国民の多数が反対する法案を強行したと指摘。「こんな政権につける薬はない。やめてもらうしかない。そのためには来年の参院選が大チャンス。選挙で審判を下して退陣に追い込むのが唯一の道」と力を込めました。

 「いま政治が最優先で取り組むべきは、災害対応」と山下氏。避難所の環境改善、土砂の除去や壊れた住宅の応急修理などが急務だとし、「政府にはノウハウが蓄積されている。被災自治体任せにせず、知恵と力を尽くすべき」と語りました。

 「山下よしきさんに何でも聞いてみよう!」と銘打ったこの日の集い。参加者からは「多くの人々が反対するカジノ実施法を、安倍政権はなぜ強行したのか」「山下さんが明日総理大臣になったら何をしますか」など、さまざまな質問が寄せられ、山下氏が一つ一つ丁寧に答えました。

野党の共闘が画期的に前進

 「野党共闘について一般マスコミはほとんど触れないが、実際はどうか」との質問に、山下氏は、毎週水曜日の野党国対委員長連絡会(野国連)が開かれ、「野党合同ヒアリング」は11テーマで118回に及んでいることを紹介し、共闘の積み重ねの中で日本共産党が大きな役割を果たしていると語りました。

 さらに山下氏は、国民の運動と野党の国会共闘を力に、「働き方」改革一括法から核心部分の裁量労働制の拡大を削除させ、安倍晋三首相が狙う憲法9条改定の国会発議を、通常国会では阻止した意義を強調しました。

国民とともに政治動かす党

入党決意者と握手する山下氏

入党決意者と握手する山下氏

 2015年9月の安保法制(戦争法)の強行以来、「日本共産党こそ国民の共同で政治を動かす党です」と話しました。

 集い終了後の入党懇談会で92歳と83歳の2人の男性が入党を決意。山下氏は「共闘の前進と日本共産党の躍進のために、いま党が力をつけるとき」と訴え。88歳の人は「安倍政権を倒さないと大変な世の中になる。野党共闘は素晴らしい」と話しました。

(大阪民主新報、2018年7月29日号より)

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