おおさかナウ

2017年05月14日

施行70年 憲法が輝く社会に
市民と野党 手をつないで
大阪総がかり行動に1万8千人

 憲法施行から70年の3日、安倍首相は2020年に憲法9条に自衛隊を明記した新憲法を施行したいと発言。違憲立法の「共謀罪」法案をめぐる動きと合わせて国会内外のたたかいが正念場を迎えています。3日、大阪市北区の扇町公園で開かれた「憲法こわすな!5・3おおさか総がかり集会」(実行委員会主催)には1万8千人が参加。ステージ上には日本共産党、民進党、社民党、自由党の野党4党の代表が手をつないで勢ぞろいし、「市民と野党の共同で安倍政治を終わらせよう」と呼び掛けました。

1万8千人が参加した集会=3日、大阪市北区内

1万8千人が参加した集会=3日、大阪市北区内

安倍政治を終わらせよう 共謀罪を4度目の廃案に

9条こそが平和の土台

 大阪憲法会議・共同センターの丹羽徹幹事長が主催者あいさつ。戦争放棄と戦力不保持を定めた憲法条文の先進性を強調し、「70年の歩みは、憲法をないがしろにする政治と憲法を具体化し内実化しようとする国民のたたかいの歴史でもあった。自由と民主主義を守るため、市民と野党が広く手を結び、安倍政権を退陣に追い込もう」と呼び掛けました。

 大阪弁護士会共謀罪対策プロジェクトチーム座長の伊賀興一氏が、9条が安倍政権と自衛隊を縛り、日本の平和の土台となっていると指摘。「戦争法を廃止し平和外交を進めることこそ、平和と市民の安全を守る道だ。『共謀罪』を4度目の廃案に追い込むため、国会閉会まで力を合わせよう」と呼び掛けました。

国民と自由守るために

 民進党の辻元清美衆院議員は、「維新を除く野党が力を合わせて憲法を守るために力を合わせていくため頑張っていく」と述べました。

 日本共産党の清水忠史衆院議員、辰巳孝太郎参院議員が参加し、辰巳議員が閣僚の問題発言や民意無視の法案強行採決など、モラル崩壊の安倍政権を批判。「野党と市民の共同を広げ、安倍内閣を解散・総選挙に追い込み勝利するため、全力を尽くす」と述べました。

 社民党の福島瑞穂参院議員は、「アメリカとともに世界で戦争するための憲法改悪を止めていこう。憲法70年の記念日を、憲法を壊す安倍政権への大反撃をするスタートの日にしよう」と呼び掛けました。

 自由党の渡辺義彦元衆院議員は、国民の自由を奪い人間としての尊厳を認めない安倍政権を倒すためしっかりとスクラムを組もうと述べ、「政治は国民のためにある。自由を守るため憲法を守っていこう」と訴えました。

疑惑が深まる森友問題

「平和と命、人間の尊厳を守る社会に」とアピールする参加者。前列右は清水忠志衆院議員=3日、大阪市北区内

「平和と命、人間の尊厳を守る社会に」とアピールする参加者。前列右は清水忠志衆院議員=3日、大阪市北区内

 関西市民連合の朴亜悠さんは、「権力を縛るための憲法が、権力者の暴走によって変えられることがないよう声を広げていこう。主権者国民として、未来を守るため、学び考え続けていきたい」と訴え。子どもの未来を考えるママの会の安居裕子さんは、「普通に安心して平和に生きていける世の中になってほしいと願う。政治は国民の命を守るためにあるはず。間違った政治をただすため、野党は手を取り合って」と呼び掛けました。

 沖縄県宮古島出身で基地のない豊かな沖縄をめざす会の芳沢章子さんは、血と汗と涙を流した祖国復帰闘争に触れながら、基地強化を進める安倍政権を批判。「辺野古のおばあたちは、命を懸けて未来につながる命を守るため座り込んでいる。県民を苦しめる基地をなくすため一緒にたたかって」と呼び掛けました。

 フリージャーナリストでイラクの子どもを救う会の西谷文和さんは、内戦が続くシリアの現状に触れ、兵器を供給する米国やロシアが巨利を得る軍産複合構図を指摘。さらに南スーダンPKOをめぐる自衛隊派遣の背景に米国の石油利権があると話しました。

 リスペクトの政治をつくる大阪弁護士有志の会の弘川欣絵弁護士は、「すべての人が自分らしく幸せに生きていくために、国家主義的な憲法改正の阻止を目指す」と訴えました。

 森友学園問題を考える会の木村真豊中市議は、森友学園をめぐる土地取引や政治家関与など、疑惑は何一つ明らかにされず深まるばかりだと強調。共謀罪とともに安倍政権を打倒するまで、力を合わせて頑張ろうと呼び掛けました。

 参加者はコールに合わせ、「憲法こわすな!」「安倍政治NO!」のプラカードを掲げました。集会後に3コースに分かれて繁華街をパレードしました。

(大阪民主新報、2017年5月14日付より)

 

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