おおさかナウ

2017年04月02日

森友疑惑・戦争法・共謀罪・働き方「改悪」
安倍政権に反対 1千人が御堂筋デモ

「誰のための政治やねん」「森友学園疑惑、公共の私物化」などのプラカードを掲げ御堂筋を行進する市民=3月25日、大阪市中央区内

「誰のための政治やねん」「森友学園疑惑、公共の私物化」などのプラカードを掲げ御堂筋を行進する市民=3月25日、大阪市中央区内

 市民有志でつくる実行委員会が呼び掛けた「安倍政権に反対するデモ」が3月25日午後、御堂筋で行われました。約1千人が参加し、「誰のための政治やねん」「森友学園疑惑/公共の私物化!/官有地払い下げ」「誰もが対象/監視社会/共謀罪にNO!」「働き方改革?/月100時間も残業させるな」などのプラカードを掲げ、「森友問題真相究明」「安倍はやめろ」「維新を除く野党は頑張れ」と声を上げました。

怒りのプラカード手に

 デモは①自衛隊の南スーダン派遣と「駆け付け警護」の新任務付与と撤収、「日報」廃棄について政府は説明責任を果たせ②「森友学園」の土地取引や規制緩和での国民の疑問に政府と府が説明責任を果たせ③「共謀罪」法案を廃案に④教育・社会保障の充実、労働条件の改善など個人の生活を豊かにするための投資を――の4つの課題を掲げて取り組まれたものです。

 安倍政権への怒りや暮らしの願いを込めた手作りのプラカードを手に参加する人の姿も目立ちました。安倍政権に対して「私は今日はじめて不支持を表明します」と書いた東大阪市の男性(30)は、デモ初参加。「自衛隊の『日報』を廃棄したということ自体おかしいと思っていたのに、それがうそだと分かって二重に信用できなくなりました」。

 インターネットでデモを知り、滋賀県大津市から駆け付けた女性(42)は、段ボールに「ダメヨン晋ちゃん」と手書きしたプラカードを持参。「森友学園問題で真相究明に背を向ける安倍政権は許せない」と話しました。 

野党が連帯して共闘を

 大阪市西区の靱公園で開かれた出発前集会では日本共産党の清水忠史衆院議員、民進党の辻元清美衆院議員、生活フォーラム関西の渡辺義彦代表(自由党府連代表)が連帯あいさつしました。

 清水氏は、「森友学園」疑惑の安倍政権・維新府政の関与を徹底追及する決意を語り、「安倍政権打倒へ市民と野党の共闘を広げよう」と強調。辻元氏は「住んでいるところで目に見えない声を形にし、共感・連帯を。国会内外をつなごう」、渡辺氏も「政治は次の世代、未来のためのもの。野党が力を合わせて頑張る」と語りました。

 

(大阪民主新報、2017年4月2日付より)

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