おおさかナウ

2016年09月11日

開発でなく営業・暮らしの応援を
辰巳参院議員 経済団体を訪問

関西経済同友会で懇談する辰巳議員ら=5日、大阪市北区内

関西経済同友会で懇談する辰巳議員ら=5日、大阪市北区内

 秋の臨時国会が26日開会するのを前に、日本共産党の辰巳孝太郎参院議員(経済産業常任委員)は5日、関西経済連合会や関西経済同友会など在阪経済団体を表敬訪問し、経済、産業分野の課題と要望について意見交換しました。

 懇談の席上、辰巳氏は、先の参院選で14議席に伸びたことに伴って増える質問機会を生かし、国民生活発展のため全力を挙げると表明。日本共産党の経済政策を紹介し各団体の取り組みや課題、国政への要望を聞きました。
 関西経済同友会では、大阪の経済成長と市民生活活性化の課題について意見交換。府・市の芸術・文化予算増を提言した同友会の緊急アピールについて辰巳議員は、「文化をコストではなく戦略課題ととらえる視点に共感します」と述べ、担当者は「文楽」など芸術活動を市民の寄付で支えるアーツサポート関西の活動を紹介しました。
 大阪商工会議所では、観光インバウンドや海外販路拡大、次世代モノづくりなどの成長分野で中小企業を支援する多彩な事業展開の説明を聞きました。大阪中小企業団体中央会の担当者は、中小企業の厳しい経営環境を指摘し、消費税軽減税率やインボイス導入の問題点、設備投資をした中小企業の固定資産税を軽減する制度の課題や、最低賃金引き上げに伴う中小企業支援策を要望しました。

 懇談には、党府議団の宮原威、朽原亮両氏、党大阪市議団の山中智子、小川陽太両氏が同行。大阪中小企業家同友会、大阪商工団体連合会、経済産業省近畿経済産業局、大阪府商工労働部、大阪市経済戦略局を訪問しました。

 表敬訪問を終えた辰巳議員は、「大阪経済の発展のためには、カジノなど開発による『起爆剤』ではなく、中小企業と府民の暮らしを応援する継続的な施策がもっと必要だと実感しました。寄せられた要望を国会の場で取り上げ実現へ奮闘したい」と決意を述べました。


(大阪民主新報、2016年9月11日付より)

 

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