おおさかナウ

2016年07月17日

平和と暮らし守るために全力
改憲「3分の2」の暴走許さず

 

参院選結果を受けた日本共産党の街頭演説。(右から)清水忠史衆院議員、訴えと決意表明を行う大門実紀史参院議員、渡辺結氏、辰巳孝太郎参院議員、宮本岳志衆院議員=11日、大阪市北区内

参院選結果を受けた日本共産党の街頭演説。(右から)清水忠史衆院議員、訴えと決意表明を行う大門実紀史参院議員、渡辺結氏、辰巳孝太郎参院議員、宮本岳志衆院議員=11日、大阪市北区内

 10日投開票の参院選から一夜明けた11日朝、比例代表で4選を果たした日本共産党の大門実紀史参院議員が、大阪選挙区候補として奮闘した渡部結さん、宮本岳志、清水忠史両衆院議員、辰巳孝太郎参院議員とともに大阪市北区のJR大阪駅前で街頭演説を行いました。大門氏の訴えと決意表明(大要)を紹介します。

参院選比例区で当選
共産党・大門実紀史さんが決意

1票1票が比例議席に

 皆さんおはようございます。参院選では大変お世話になりました。「わたなべ結」と書いてくださった皆さん、「日本共産党」と書いてくださった皆さん、お力添えをいただき、本当にありがとうございます。

 3年前の参院選で日本共産党は躍進して比例代表で5議席をいただきました。今回も5議席を獲得することができました。皆さんの1票1票が5つの議席に結び付きました。衆議院議員団と力を合わせて平和を守るために、暮らしを守るために引き続き頑張ってまいります。どうか皆さんのお力添え、よろしくお願いします。

改憲阻止へ力を合わせ

 今回の選挙結果で参議院でも「憲法を変えよう」という人たちが3分の2を占めることになりました。安倍首相は自分の任期中に憲法を変えると言っております。自衛隊を「国防軍」にし、海外に派兵して正面から武力行使ができるようにしようとしております。

 与党は「そんなことはすぐには起こらない」と言っておりますけれども、昨年の戦争法を見ても、一気にやるときはやるのは安倍内閣であります。公明党は歯止めができなくて、ずるずる容認して、とうとう推進役に回っております。この憲法改悪も一気に進めてくると思います。

 日本共産党は市民の皆さん、国民の皆さんと力を合わせて、憲法改悪阻止のために引き続き頑張ってまいります。

当たり前の経済に転換

 暮らしの問題でも、安倍首相は「アベノミクスを訴えた」と言っておりますけれども、選挙結果やいろんなアンケートを見ても、このアベノミクスそのものが信任されたわけではありません。「もう、アベノミクスをやめてもらいたい」という声が、いまどんどん増えております。アベノミクスに期待する人は、もはやほとんどいなくなっている状況であります。

 このアベノミクスというのは、もともとあり余っている海外マネーを呼び込んで、円安・株高の金融バブルをつくり出しましたマネー・ゲームのようなものでありました。それがイギリスの欧州連合(EU)離脱をきっかけに、お金の逆流が起きています。日本からいま海外マネーが逃げ出しているところでございます。
 こういうバブルに頼った、マネー・ゲームに頼った経済のあり方を、そろそろ改めていこうというのが、日本共産党の提案です。人々が一生懸命働いて、ものをつくって、ものを売る。企業の利益が上がって従業員の給料も上がっていく。そういう当たり前の、実体経済そのものを強くしていこうと、日本共産党は参院選で「3つのチェンジ」を訴えてまいりました。

 この選挙の後、次の国会で安倍内閣は、とうとう「残業代ゼロ」法案、そして「限定正社員」法案を強行していく、進めていくと思われます。

働く人々の権利を守る

 「残業代ゼロ」法案とは、一定の時間を決めたら、いくらそれを超えても残業代を払わない。これを営業職の皆さんにまで拡大しようというものです。

 「限定正社員」法案というのは、一つの部門、一つの事業所に限って正社員を雇って、その部門や事業所が閉鎖されたら、すぐ首を切ろうというひどい制度であります。

 こういう働く者の権利を踏みにじる改悪が、次の国会にもどんどん、どんどん出てこようとしております。日本共産党は働く皆さんと一緒に、この労働法制の改悪にストップをかけてまいります。

議席の力と国民の力で

 今回の参院選で日本共産党は比例で5議席、東京選挙区で1議席を獲得しました。いままで11議席だったのが14議席に躍進させていただきました。その国会議員団の力、議席の力と、国民の皆さん、働く者の皆さんの力を合わせて、国民の暮らし、働く者の権利をご一緒に守っていこうではありませんか。
 皆さんのご意見やご注文もいろいろうかがいながら、また躍進し、前進するために日本共産党は頑張ってまいります。
 引き続き日本共産党への皆さんのお力添え、ご支援をお願い申し上げまして、私からの訴え、決意表明とさせていただきます。

幅広い皆さんとたたかえた
あきらめずに声上げていく
渡部結さんが決意

選挙戦を共にたたかった支援者と握手する渡部結氏=10日夜、大阪市中央区の事務所で

選挙戦を共にたたかった支援者と握手する渡部結氏=10日夜、大阪市中央区の事務所で

 参議院選挙で大阪選挙区候補として連日奮闘した渡部結さんは、10日夜、選挙結果を受けて支援者らを前に次のように語りました。

 たくさんお集まりいただいて、ありがとうございます。悔しいです。それに尽きます。とても悔しいです。
 歴史的な選挙戦の候補者としてたたかわせていただいたことに感謝しています。かけがえのない財産をいただいたと思っています。
 これまでの日本共産党だけのたたかいだったら、つながれなかった、多くの政党や立場を超えた市民の皆さんと一緒に、野党共闘、市民との共同でたたかってこれたこと。

 最終盤は特に、大阪選挙区の4つの議席を改憲勢力に占めさせるわけにいかないという政治的対決点が鮮明になってきたところで、渡部結を勝たせることで憲法を守り抜く議席をこの大阪からと、市民運動されている皆さんも、お子さんをお持ちのお父さんお母さん、学生さんたちも応援に駆け付けてくださり、幅広い皆さんと一緒にたたかえた選挙だったと思います。

 おおさか維新がまだ野党に見えている独特の対決構図がある中で、維新とも自公政権とも対決していくたたかいは続いていくことを考えたとき、この築いてきた財産は今後に生きると思うし、そういうたたかいの中で候補者として先頭に立ってやらせていただいたことは、本当に誇りある役割だったと思います。

 たたかいは続くし、皆さんと一緒にあきらめないで貫くという点で、これからも一緒に声を上げていきたいと思います。選挙戦で訴えてきた公約や提言は選挙のためだけに出したわけではないので、それを地道に国会と結んで、実現していくことに力を尽くしていきたいと思います。

 

(大阪民主新報、2016年7月17日付より)

 

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