おおさかナウ

2015年12月13日

ただしの国会レポート18
冤罪根絶に必要なこと

衆議院法務委員会で質問する清水氏=4日、国会内

衆議院法務委員会で質問する清水氏=4日、国会内

 4日、3カ月ぶりに法務委員会が開かれ質問。臨時国会を開催しない安倍内閣の姿勢を批判した上で、東住吉冤罪事件を取り上げました。保険金目的の放火殺人の罪に問われ、無期懲役確定後も一貫して無罪を主張していた二人に、10月23日、大阪高裁が検察の即時抗告を棄却、再審開始と刑の執行停止決定の判決を下しました。
 事件で検察が起訴した証拠は「自白」だけでした。自白通りの放火が非科学的であったことに加え、再審請求を進める中、警察での取り調べメモや録音テープが新証拠として開示されました。憲法で保障された黙秘権を告げず、暴力的に取り調べられたことが明らかになり、自白の信用性が崩されたのです。
 過去の冤罪事件でも、警察や検察の描いたストーリー通りに自供を迫る取り調べが大問題とされてきました。冤罪根絶には、検察だけが保持している証拠の全面開示と全事件、全過程での取り調べの録音・録画が必要です。
 大臣や警察庁の官僚的な答弁に怒りながら、20年間も拘束されたお二人の思いをぶつけました。質疑終了後、新しく就任した岩城光英法務大臣から「いろいろ大切な話をありがとう」と声をかけられたことが救いでした。
 国会へ送っていただいて一年。地方選挙や住民投票をたたかいながら無我夢中でした。専門的知識を要する法務委員会は自分自身の成長にも大切な経験でした。引き続き、冤罪や誤判を繰り返す、日本の刑事司法制度改善へ奮闘する決意です。(清水ただし 衆議院議員 月1回掲載)

(大阪民主新報、2015年12月13日付より)

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