おおさかナウ

2015年12月06日

来年度から中3統一テスト
府教委 高校入試に反映

 大阪府教育委員会は11月27日の教育委員会会議で、府独自の統一テスト(国語、社会、数学、理科、英語の5教科、6月下旬予定)を2016年度から、府内の公立中学校3年を対象に実施することと、その結果を高校入試選抜に反映させることを決めました。入試への利用が認められない文部省の全国学力学習調査(全国学テ)に代えて行われるもの。生徒たちへの負担を増やし、競争激化になるとして批判の声が上がっています。

 府教委は、来春から、府立高校入試選抜資料を、これまでの相対評価から絶対評価に変更するのに伴い、「公平性を担保するため」として、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の学校別結果を入試に反映させる方針を決めていました。これに対し、文部科学省が調査結果の入試使用は実施趣旨から逸脱するとし、来年度の実施要項に使用できないことを明記する考えを表明。これを受け府教委は、全国学テの代わりに府統一テスト実施と結果の入試への使用を決めました。
 また11月27日の教育委員会会議では、再編整備の対象とされていた府立西淀川高校の来年度の募集枠を240人に決定。志願者が定員に満たない場合は17年度から募集を停止することを決めました。

(大阪民主新報、2015年12月6日付より)

 

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