おおさかナウ

2024年02月03日

日本共産党第29会大会閉幕
真ん中世代地方議員の学習・交流会開く
共産党大阪府委員会
大会参加の地方議員が報告

討論聞きながら感動で涙があふれた
学んだこと生かし強大な党づくりを
決議の新方針を力にして党勢拡大を
参加して自分の意識大きく変わった
党員としての原点を思い返し元気が
支部と心を一つにして方針の実践へ

江村淳柏原市議

藤本幸子堺市議

寺尾千秋富田林市議

長尾匡浩藤井寺市議

大嶺さやか茨木市議

きよた純子高槻市議

 日本共産党大阪府委員会は1月26日、第29回党大会決議に基づく「若い世代・真ん中世代の地方議員の学習・交流会」を開催しました。
 1月18日採択された第29回党大会決議は、日本共産党の地方議員が果たしているかけがえのない役割を述べた上で、「全党がヒューマニズムとリスペクトの精神で地方議員を支える気風をつくりあげる」と明記。▽党機関の責任による学習援助や政治指導と議員団(会議)の確立▽配達・集金などの負担解決などと併せ、若い世代・真ん中世代の地方議員の「学習・交流会」の継続開催を位置付けています。
 交流会では、代議員として第29回党大会に参加した地方議員6氏が、感想や決意を発言しました。

今すぐ実践できるヒントが

 昨年4月の統一地方選で初当選した富田林市議の寺尾千秋さんは、保育士として働きながら社会を良くしたいと活動してきた党生活を振り返りながら、「党大会での討論を聞きながら、何度も感動で涙があふれた」と報告。真ん中世代が生き生きと活動しやすくする工夫や、子育て中の議員を支える党機関側の取り組みなど、今すぐ実現し実践したいと思えるヒントをもらったと語り、幅広く市民との「対話の習慣」を広げ、一歩一歩大会決定の実践へ踏み出したいと語りました。

運動の中には常に共産党が

 堺市議の藤本幸子さん(2期目)は、石川県党組織の被災者救援の活動や国際情勢論の豊かな発展、一致点で共同を広げる沖縄や原発立地地域からの報告や民青の拡大強化など、「運動の中には常に共産党があって、頑張っている姿に励まされた。堺市南区の活動にどのように生かしていけるかを考えながら、発言を聞いた」と語り、「130%の党づくりは、目標を堅持して絶対に譲らない構えで取り組むことが最大の教訓。学習を積み重ね、支部の皆さんと党大会で学んだことを生かしながら、強い大きな党づくりに頑張っていきたい」と話しました。

空白埋めたたたかいに確信

 2022年に初当選した柏原市議の江村淳さんは、「柏原の党にとって、どう党づくりを進めていくかを問い掛けながら参加し、多くのことを学んだ大会だった」と語り、4議席だった市議団が6年前に1議席に後退し、現在2議席に戻した到達点を踏まえ、「まだまだ党が小さい」と自己分析を交えならが発言。1991年に入党し、「同世代の仲間たちと一緒に青年運動を全力で頑張り、空白を埋めるたたかいをやってきたと自負している。それを確信にして、党中央の新しい方針に団結して、党勢拡大にも頑張りたい」と語りました。

支部を主役に一緒に学習し

 高槻市議のきよた純子さん(5期目)は、「中央委員会報告や全国の討論は、感動的で必死になって聞いた。党大会に参加し、自分の意識も大きく変わった。私自身が自己改革をして、強く大きな党づくりに取り組みたい」と発言。これまでの自身の議員活動や地区党の実践を振り返り、「何が違うかというと、全支部全党員の参加がまだつくりだせていないこと。足を踏み出せば『しんぶん赤旗』も党員も増やせるはず。支部を主役に一緒に学習し、真ん中世代の活動を広げ、学費無償化運動など、要求実現の取り組みも進めたい」と語りました。

もっともっと地域に入って

 茨木市議の大嶺さやかさん(2期目)は、北海道の青年代議員の〝方針通りに実践してこそ変化を実感できる〟との発言や、千葉県の居住支部代議員の〝毎週1軒でも、ひたすらこつこつ地道に訪問対話を続けている〟との発言など、党員としての原点を思い返しながら聞き、元気をたくさんもらったと報告。議員同士の学習の重要性も再認識したとし、地区内で学習を位置付けた議員団会議も復活させたいと語りました。
 また、130%目標の達成へ要求活動と党勢拡大を車の両輪で握って離さず取り組みたいと述べ、「自分自身がもっともっと地域の中に出かけていって、そこにある要求を大事にして、支部が主役の活動を広げたい」と語りました。

足りないもの見つけようと

 昨年4月の統一地方選で初当選した藤井寺市議の長尾匡浩さんは、党歴1年未満の新人議員として、悩みや葛藤を抱えながら大運動の実践を続けてきたと述べ、「自分に足りないものを見つけたい」と代議員になる決意をしたと発言。「党大会に参加して率直に自分に足りないものが3つあると学んだ」と述べ、①共産党の魅力を語り広げる〝共産党愛〟を高めること②具体性をもって拡大などの行動に取り組むこと③確固とした〝自信〟を自分の中に培うこと―を挙げ、「党の魅力を語るため、百年史を覚えるほど読みたい。SNSにも強くなり、支部と心1つに方針実践へ頑張りたい」と語りました。


エール交換し交流

 学習・交流会では、「早速地区や支部に入って、決定の実践に踏み出していきたい」、「ジェンダー平等の実現をと迷いなく発言できる、日本共産党の議員であることを誇りに思った」など、歴史的な党大会の諸決定を議会活動や党生活に生かしていこうと活発に交流しました。
 「毎日議員として恥じないように悔いなきようにと思うが、行動が実ることもそうでないこともある」、「どうやって確信と自信を深めていくか教えてほしい」など率直な悩みも出され、「社会を変えたいという強い思いは、決して自分1人だけのものじゃない。議場に立てば、自分1人の要求ではないという思いがあるから、それが自信になって頑張れる」などエールを送り合いました。

決定の徹底と拡大に全力で

 中村正男副委員長・自治体部長はまとめの発言で、歴史的な大会の成功に、お互い力を尽くしたことを確信に、この1月から大会決定の徹底と党勢拡大に全力を挙げようと呼び掛け。また、さまざまな疑問や意見について丁寧に答えました。

(大阪民主新報、2024年2月4日号より)

 

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