おおさかナウ

2024年01月20日

日本共産党躍進で自民政治に審判を
10年ぶりの議席増へ〝近畿は一つ〟
衆院近畿比例4氏の訴えを動画に

近畿ブロックでの日本共産党躍進で自民党政治に審判をと語る穀田氏

 「10年ぶりの議席増へ、近畿は一つ」と、日本共産党国会議員団近畿ブロック事務所がこのほど、来るべき総選挙で比例近畿ブロックに立候補予定の、たつみコータロー、堀川あきこ(京都2区重複)、清水ただし(大阪4区重複)、こむら潤(兵庫8区重複)の魅力や訴えを紹介するユーチューブ動画を作成・公開しています。動画は同事務所のホームページ(「日本共産党近畿ブロック」で検索)から視聴可能。主な内容を紹介します(写真はいずれもユーチューブ動画より)。

 「近畿の皆さん、どないしてはります?」――動画の最初に、まずこう語り掛けるのは、近畿ブロック選出の穀田恵二党国対委員長・衆院議員。自民党ぐるみの裏金づくりで改めて浮き彫りになった金権腐敗政治をなくすために、総選挙で清潔な党、日本共産党の躍進で審判を下そうと呼び掛けます。
 能登半島地震の被災者支援のための街頭募金、イスラエルによるパレスチナ・ガザへの攻撃の中止を求める活動などを映し出しながら、日本共産党は国民の苦難の軽減に力を尽くし、党創立以来、「反戦平和」の旗をぶれずに掲げて頑張り抜いた党だと強調。経済無策の岸田政権と対決し、消費税減税はじめ「経済再生プラン」を掲げて頑張っていると語ります。
 総選挙では近畿ブロックで日本共産党は女性・男性同数、フレッシュで多彩な4人の候補者が議席増を目指し頑張るとし、穀田氏の紹介で各候補の訴えが続きます。

能登半島地震の被災者支援募金を呼び掛ける、たつみ氏

平和、ジェンダー平等実現
こむら氏

訴える、こむら氏

 穀田氏が「3人の子どもの母親。子育て支援、平和、ジェンダー平等社会をと頑張る」と紹介するのは、こむら潤元尼崎市議。ブロッコリーが1つ300円以上するなど物価高騰に対して、消費税を緊急に5%に引き下げるなど政治が対策を打つべきだと語ります。
 こむら氏は、昔の日本で当たり前になっていた「男は男らしく、女は女らしく」といった男性優位・女性蔑視の構図が、戦争に男性を駆り出し、女性に家を守ることを強要してきたのではいかと問い掛けました。
 そして「『男らしさ』『女らしさ』を強要することなく、一人一人が『その人らしさ』を貫くことができるジェンダー平等社会を実現すれば、戦争をする国はつくられない。ジェンダー平等社会を実現し、平和な国を」と語りました。

消費税減税し最賃は1500円に
清水氏

訴える清水氏

 「衆院議員を2期務め、コロナ禍で『中小零細業者の営業を守れ』と奮闘。モットーは『行き倒れより食い倒れの街』」と紹介された清水ただし前衆院議員は、物価高・値上げラッシュから国民生活を守るためには、今の岸田政権を大本から変える必要があると訴えます。
 わずか1年だけ、たった4万円の定額減税などではなく、物価そのものを引き下げる消費税減税こそが、今一番求められていると強調。世界で107の国・地域で消費税減税を実行しているとし、「日本だけできない理由はない」ときっぱり。
 清水氏は、どんな仕事に就いたとしても、時給1500円になれば手取りは20万円を上回るとし、「日本共産党は中小企業を応援しながら、全国どこでも最低賃金1500円を実現させていきたい」と決意を語りました。

学費値下げと気候危機打開
堀川氏

訴える堀川氏

 堀川あきこ党京都府常任委員は、「学費値上げ問題や返さなくてもいい奨学金制度の実現へ一貫して取り組み、政治を動かしてきました」(穀田氏)。自ら、学生時代に借りた奨学金約400万円を返済中だと切り出しました。
 岸田首相は学費値下げに手を付けない一方、アメリカが求める軍事費倍増計画を、国会の議論や国民の合意なしに進めると批判。日本共産党は少なすぎる教育予算を引き上げ、学費値下げや給付型奨学金の抜本的な拡充などを実現すると約束します。
 堀川氏は、今、10代、20代の若い世代が気候危機打開へ勇気を振り絞って声を上げているとし、「気候危機は先の話しではなく、現在進行形で深刻化している。彼らの行動に応えるのが政治の責任だと私は強く思う」と話します。

大阪万博・カジノは中止に
たつみ氏

訴える、たつみ氏

 たつみコータロー元参院議員について穀田氏は、「原点は生活相談。苦難に寄り添い、コンビニ問題、森友問題など論戦力は試され済み。万博・カジノは中止へと頑張る」と紹介しました。
 夢洲での万博開催は、カジノのためのインフラ整備に狙いがあり、その規模は1兆2千億円に上ると告発。維新の会が今やっているのは、かつて批判した「オール与党」政治と同じ湾岸開発・巨大開発だと力説しました。
 たつみ氏は、非正規雇用が増えたのは、低賃金労働者を求める大企業の要求があり、大企業の献金で政治や政策が買われたからだと指摘。「企業団体献金も企業が買うパーティー券の購入も、全面的に禁止する政治を」と語りました。
 最後に穀田氏は、比例近畿ブロックの定数が28ある中で、日本共産党は2議席と少なすぎると強調。「現有2議席を絶対に確保し、何としても3議席、10年ぶりの議席増へ皆さんのお力をぜひお借りしたい。そのためには近畿、日本で(比例は日本共産党と)大きな支持を広げていただきますよう、お願いいたします」と締めくくりました。

(大阪民主新報、2024年1月21日号より)

 

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