おおさかナウ

2024年01月13日

最大の政治改革は政権交代
今こそ立憲野党が力合わせよう
元立憲民主党衆院議員 村上史好さんに聞く

 昨年から大阪革新懇の代表世話人になった元立憲民主党衆院議員の村上史好さん。府内4カ所で行われた市民と野党共同の街頭宣伝でも欠かさずマイクを握り、「今こそ野党共闘が必要」と熱く訴えた村上さんに、改めてその思いを聞きました。

 大阪革新懇の代表世話人には弁護士や経済学者、社会学者、いろんな分野の代表がおられ、月1回の代表世話人会議に私も参加させてもらっています。これまでは身内で集まって話し合うことがあっても、ああいう会議を経験したことがなかったので、とても新鮮です。

失われた30年の背景

 「失われた30年」と言いますが、政治の分野では国政では自民党が、大阪ではその半分を維新が牛耳ってきました。「失われた30年」の背景にあるのは、新自由主義を推進してきた自・公・維の政治です。彼らは、規制緩和や民営化、一部企業の利益を優先する一方で、公共サービスの削減を進めてきました。それを象徴しているのが万博・カジノ問題です。「改革」の名の下に市民サービスを低下させ、自分たちがやりたいことには税金を投入することには手段を選ばず、全く躊躇しないという馬脚が現れました。
 「政治とカネ」の問題は、今に始まったことではありません。リクルート事件、佐川急便事件、今回の政治資金パーティーの裏金問題と、政治資金規正法を改正しても結局ザル法で同じ問題が出てくる。自民党の自浄作用はなく、最大の政治改革は政権交代です。
 「失われた30年」で広がった格差を是正し、一部の利益を優先する政治から暮らしを守り、国民の生活が第一の政治に変えていくこと。平和でなければ暮らしが成り立たないわけですし、さまざまな分野に波及する軍事費43兆円の問題も進めさせてはいけない。
 そのためにも、立憲野党が今こそ力を合わせる必要があります。それができないのは、今の政治を認めることだと野党に突き付けられています。
 衆参両議員選挙で立憲野党の比例票を合算すると、自公とほぼ互角です。

共産党が更に大きく

村上史好さん

 昔と今では、私も共産党への見方が大きく変わりました。大阪市議時代から共産党とのやりとりはありましたが、振り返ってみると、ことごとく正しいことを言ってこられました。
 共産党は昔から、巨大開発よりも、学校給食無償化や教育無償化、国民にもっと手厚い政策をと掲げてきました。あの頃、私たちは、それは理想だが経済も発展させなければと退けてきました。ところが今は教育無償化も当たり前です。政治は暮らしのため、人のためにあることを、政策的にも実践してきた日本共産党は評価されてしかるべきです。
 政治とカネの問題でも、私たちは政党助成金をもらってきましたが、日本共産党が一度も受け取っていないのはすごいことです。政治活動をするために国民から集めた税金を受け取りながら、企業団体献金パーティーまでやっていたら、何のための政党助成金か。この問題を根本的に変える必要があるし、それが言えるのは共産党だけです。
 自民党や維新は、核武装やアメリカとの核のシェアまで言及していますが、今必要なのは外交です。一貫して外交の重要性を強く唱えてきたのが共産党です。
 共産党は「暴力革命」の党だとか「民主集中制」を批判する声がありますが、党綱領のどこにも「暴力革命」などありません。
 議論を民主的に積み上げて団結する「民主集中制」も党の歴史を踏まえたものでしょうし、第三者がとやかく言うことではありません。自民党みたいに裏で決めて、派閥同士でカネを動かして政治を進めるのとどちらがいいか。
 今こそ野党共闘を再構築して自公政権、維新政治を終わらせるためにも、日本共産党にはさらに力をつけて大きくなってもらいたいと思います。

(大阪民主新報、2024年1月14日号より)

 

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