おおさかナウ

2023年08月26日

枚方市長選9月3日投票
市役所移転・開発を見直し
市民の願い実現する市政へ
「清潔・民主の会」 ながた吉康候補が全力

決起集会の参加者から激励を受ける、ながた候補=19日、枚方市内

 任期満了に伴う枚方市長選が27日、告示されます(9月3日投開票)。選挙戦には、日本共産党も参加する「清潔で民主的な革新枚方市政をつくる会(清潔・民主の会)」の無所属新人、ながた吉康候補(69)=と、大阪維新公認で3選を目指す現職の伏見隆市長(55)が立候補を表明しています。ながた氏は、伏見市政が市民不在で進める大型開発を見直し、市民の願いが実現する市政への転換を掲げて全力を挙げています。
 伏見市政は、現在の市役所を移転して跡地の市有地を民間に売却するなど、京阪枚方市駅周辺の大型開発(総事業費907億円、うち市負担は373億円)を計画。昨年9月市議会で市役所移転条例案が否決されたにもかかわらず、あくまで開発に固執しています。
 一方で、公立保育所の民営化、留守家庭児童会の民間委託などで自治体の役割を投げ捨て、高齢者への公共交通運賃の助成制度の廃止はじめ負担増を押し付けてきました。
 清潔・民主の会が19日、枚方市内で開いた決起集会で決意表明した、ながた氏は「物価高が生活を直撃している中、枚方市駅周辺の大型開発に市が373億円も注ぎ込むことを、市民は望んでいない」と、きっぱり語りました。
 「今求められるのは、市民の命や暮らしが大切にされる、人に優しい市政」と強調。①枚方市駅周辺の大型開発を見直し、市役所は現在地で早期に建て替える。市民の暮らし優先、災害に強い安全・安心の街づくりを進める②学校給食無償化、子ども医療の窓口無料化、中学校3年生までの35人学級など、子育て・教育に希望が持てる、子どもの成長を支える枚方市を実現する③高すぎる国民健康保険料、介護保険料の引き下げを目指し、高齢者の外出支援の実現――などの公約を掲げました。
 ながた氏は「市民要求実現の一番の近道は市長を変えること。私と一緒に、市民が主人公の新しい枚方市をつくろうではありませんか」と呼び掛けました。
 各団体や市民のリレートークでは「2期8年の伏見市政に審判を下そう。ながたさんの決意に敬意を表します」「ながたさんで、市民と対話してくれる市政実現を」など、ながた氏への期待と選挙勝利への決意が相次ぎました。

(大阪民主新報、2023年8月27日号より)

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