おおさかナウ

2023年05月20日

清水ただしの「行き倒れより食い倒れ」
料理も選挙も下ごしらえ

清水ただし氏

 府議会から日本共産党を排除しようという動きのもとで、吹田市で石川たえ議員の議席を守ることができたことは大きな喜びでした。候補者の実績と努力に加え、後援会と支部が大奮闘した結果。維自公の独占を許してはならないと党派を超えた幅広い市民のみなさんが石川候補への支持を広げてくれた結果です。
 選挙後、石川さんは、「維新府政の実情と共産党議員団の実績を伝え、自分が再選して何をやりたいのかを攻勢的に語りました」と述べています。維新政治に期待と幻想を抱く多くの有権者に、具体的事実で悪政の実態を日常的に伝えていくことが重要です。国政では維新の会が自民党以上に軍拡と改憲を進めようとしていることはそれほど知られてはいません。
 「どうせ政治は変わらない」「選挙なんて意味がない」とあきらめている(あきらめさせられている)人たちに、日本共産党のビジョンを語り、希望を運ぶ活動が必要です。知事選挙で健闘した、たつみコータローさんは、「テレビ出演の影響は大きいと感じた」と述べました。メディアと一体となって悪政をすすめようとする勢力に対抗するためには、草の根での露出で負けてはいられません。
 料理も選挙も下ごしらえが大事です。例えばチンゲン菜と炒める牛肉も、事前に醤油と酒をまぶしてもみ込んでおくと美味しく仕上がります。選挙も事前の準備がととのわないと十分に力が発揮できません。次のたたかいに向けて、宣伝、対話、党勢拡大をすすめていきたいと思います。(しみず・ただし 日本共産党前衆院議員 次回は6月18日付に掲載)

(大阪民主新報、2023年5月21日号より)

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