おおさかナウ

2023年04月01日

府民の声届け、希望ある大阪を
統一地方選前半戦 9日投開票
たつみ府知事候補、共産党議員候補が全力

 統一地方選前半戦は3月23日告示の府知事選に続き、大阪市長選が同月26日告示され、府議選、大阪市議選、堺市議選も同月31日に告示され、4月9日の投開票日に向けて選挙戦が本格化しています。

知事選

「カジノ」「命・暮らし」「教育」 たつみ候補が攻勢に

声援に応える、たつみコータロー知事候補=3月23日、大阪市北区内

 府知事選では、明るい民主大阪府政をつくる会(明るい会)の、たつみコータロー候補を先頭にした同陣営の攻勢的な論戦で、「カジノ」「命と暮らし」「教育」の3つの焦点が浮かび上がり、告示後も大阪維新の会代表の吉村洋文候補との対決構図がますます鮮明になっています。
 たつみ氏は第一声で、論戦で浮き彫りになったカジノの問題点を端的に挙げ、「大阪の未来の子どもたちの希望を奪うカジノはつくらせない」ときっぱり。全国最悪のコロナ死者数を出した維新政治を告発し、医療・保健体制の拡充を訴えました。
 大阪経済の真の成長策として「グリーン革命」を提起。大阪の教育の危機的な状況を変えるため、府立高校つぶしをやめ、入学金を含む私立高校の無償化、支援学校の増設などを訴えました。

大阪にIRは必要と吉村氏

 吉村氏は第一声で、「相手方はIR(カジノを核とする統合型リゾート)批判ばかり言うから、正面から訴えていく。IRは大阪に必要だ」と述べたものの、語ったのは「依存症対策は厳格にする」「カジノの面積は全体の3%」など、テレビ討論で論破されたものばかり。「次世代のための教育」を挙げながら、大阪の教育や子どもたちの現状については何も語りません。

議員選

共産党の〝宝の議席〟現有確保し前進へ

府民の命を守る大阪に、と訴える石川府議候補

 日本共産党は、定数減や維新の大量立候補など他党との激しい選挙戦の中で、維新政治と対決し、岸田政権の大軍拡に正面から反対し、命と暮らし、平和を守る「宝の議席」を守り抜き、前進を勝ち取ろうと全力で奮闘しています。
 府議選で石川たえ(吹田市、定数3=1減)、うち海公仁(東大阪市、定数4=1減)の現有2議席を絶対確保し、議席増を目指します。

カジノより暮らしと営業を、と訴える、うち海府議候補

 大阪市議選は山中智子(城東区、定数5)、井上ひろし(住吉区、同5)、長岡ゆりこ(東淀川区、同5)、みなと隆介(淀川区、同5)の現有4議席を確保し、交渉会派となる5議席以上を目指しています。
 堺市議選では、森田こういち(西区、定数5)、藤本さちこ(南区、同8)の2現職と、新人の藤本ケン(堺区、同9)、林原とおる(北区、同9)、いぬい友美(東区、同5)の現有5議席を絶対確保し、新人の森流星(中区、同7)を含め6議席獲得へ全力を挙げています。

(大阪民主新報、2023年4月2日号より)

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