おおさかナウ

2023年03月25日

維新政治に「待った」をかける
かけがえのない共産党の議席
山下副委員長が各地で訴え

 日本共産党の山下よしき副委員長は18日、東大阪市内3カ所、19日には大阪市西淀川区と此花区で街頭演説を行い、同党府議団、大阪市議団の役割を力説し、支持を訴えました。

東大阪

訴える(左から)山下、うち海各氏=18日、東大阪市内

 東大阪市では、うち海公仁府議と共に演説し、府議選東大阪市区(定数1減の4)で党の議席を守り抜こうと訴え。新型コロナから府民の命と暮らしを守るために奮闘してきた、うち海府議の議会論戦と実績を示し、「日本共産党の議席は東大阪だけでなく、府民みんなにとって大切な議席だ」と強調しました。
 うち海氏は、新型コロナ死者が全国最多の大阪の現状を取り上げ、国言いなりで急性期病床を次々削減してきた府の対応を批判。切実な府民の声を繰り返し議会で取り上げ、コロナ無料検査実現や中小企業支援、府立高校つぶし反対、教育環境充実、カジノストップへ全力を挙げてきた実績を示し、「府民の命、暮らしを守るため全力で取り組みたい」と述べました。

西淀川・此花

北山良三大阪市議候補(右)と共に訴える山下氏(左)=19日、大阪市西淀川区内

 山下氏は、大阪市西淀川区では同区選挙区(定数3)での北山良三元大阪市議と、此花区では同区選挙区(定数2)での、せと一正前大阪市議の議席奪還はじめ、日本共産党の前進を訴えました。
 山下氏は、党の役割の第1は、市民の運動とスクラムを組み、政治を動かすことだと述べ、子ども医療費助成を高校卒業まで拡大し、小中学校給食費を無償にできたのは、何十年も署名を集め、住民運動と力合わせて論戦してきた党の成果だと強調。「日本一値上がりしている国民健康保険料、全国の市で一番高い介護保険料を引き下げる仕事をさせてください」と述べました。
 第2の役割は、維新の間違った政治に待ったをかけることだと指摘し、大阪市廃止の「都」構想は駄目だと論陣を張り、2回にわたる住民投票で市民が大阪市を守り抜いたと強調しました。夢洲IR(カジノを核とする統合型リゾート)用地の不動産鑑定で、賃料を安くするために大阪市が「IRを考慮外」とするよう指示した公文書を、党市議団と、たつみコータロー氏が明らかにしたと報告し、松井一郎市長が「公文書は偽物」などと言い訳していると批判。「カジノはあかんの願いを、党派を超えて日本共産党に託して下さい」と訴えました。

(大阪民主新報、2023年3月26日号より)

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