おおさかナウ

2023年02月18日

絶対になくしてはならない
日本共産党の議席
小池書記局長・石川府議ら訴え

 日本共産党吹田市委員会は、小池晃書記局長を迎えた街頭演説を11日、JR吹田駅前・新旭通商店街で開催。4月の統一地方選挙で、定数が4から3に削減された府議選吹田選挙区で、石川たえ府議の議席を守り抜き、たつみコータロー府政実現、吹田市議選での7候補全員勝利を訴えました。

吹田で日本共産党が街頭演説

 小池氏は、大阪が全国平均の2倍ものコロナ犠牲者を出した背景には、人口当たりの保健所数の少なさとともに、吉村府政がこの2年間で、病院ベッド数を540以上削減、今年度も930以上減らしたことなどがあるとし、「維新の責任は重大だ」と批判しました。
 国保問題でも、全国の他の自治体が一般財源を投入して保険料が高くなるのを抑えているのに、大阪では府内一本化により、高すぎる国保料を生み出していることを指摘しました。

カジノあかんと言える府議

 カジノの問題でも住民投票を求める声に背を向け、地盤改良に巨額の税金を投入すると批判。「人生も、家庭も、大阪の財政も、大阪経済も壊すカジノはあかんと言える府議が、吹田で絶対に必要だ」と訴えました。

府民の声議会に届ける府議

聴衆に訴える(左から)石川、小池、村上氏=11日、吹田市内

小池氏は、昨年までの3年間で、共産党だけが紹介議員になった請願は127万人分に上ると紹介。「府議会から党の議席がなくなってしまったら、府民の声が議会に届かない」「維新のやりたい放題になる。真っ暗闇の府議会にするわけにはいかない」と述べました。
 小池氏は、府議会88議席のうち2議席の党議員団で、高齢者施設でのコロナ定期検査や無料検査、子どもへの検査キット無料配布、特別支援学校増設、子どもの貧困対策費計上など、石川議員の質問で実らせてきたことを紹介。「住民の声を議会に届け、維新政治の下でも願い実現に全力を挙げてきた石川さんを、皆さんの力で勝たせてください」と訴えました。
 さらに、敵基地攻撃能力や原発新増設など原発回帰を閣議決定した岸田政権を厳しく批判。「軍事費は2倍にすると言いながら、医療や介護の負担は増やし、消費税は絶対に下げない冷たい政治を石川勝利で変えよう」と訴え、「大軍拡、大増税、カジノ推進、平和と福祉を切り捨てる維新自民公明の悪政トリオに、吹田から審判を下そう」と呼び掛けました。

命と暮らしを守る大阪府に

 石川たえ府議は、吉村府政が新型コロナの5類への引き下げを国より前倒しで進め、12のコロナ対策事業を廃止縮小、病床も削減しようしていることを厳しく批判。物価高騰から暮らしを守るのは政治の仕事だとし、カジノ問題でも、「世界最高水準の依存症対策をやるというなら、カジノをつくらないことこそ依存症対策だ」ときっぱり。定数減の下でも、命と暮らしを守る大阪にするために全力を尽くすと述べました。
 応援に駆け付けた村上史好前衆院議員は、大阪の巨大開発事業の大赤字で府民生活がしわ寄せを受け、反対を貫いてきた共産党の正しさが証明されたと強調。維新は教訓を学ぶことなくIRカジノに猛進し、同じ失敗を繰り返そうとしていると述べるとともに、石川府議がカジノを中止し、予算を府民の暮らし・営業、コロナ対策へと訴えてきたことを紹介。「維新政治に真っ向対決できるのは日本共産党だけ。値打ちのある共産党の議席を決してなくしてはいけない」と訴えました。

(大阪民主新報、2023年2月19日号より)

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