おおさかナウ

2015年07月12日

ただしの国会レポート13
「わかりやすい質問」の訳は?

 

ただしレポートminpou 衆議院法務委員会の野党3党(民主、維新、共産)主催の合同勉強会を開きました。テーマは「盗聴法の大改悪」。神奈川県警による盗聴被害者緒方靖夫さん(当時日本共産党国際部長)を招き、各党国会議員、秘書、報道関係者など60人が参加しました。これまで郵便不正事件で無罪となった村木厚子氏、元検事で弁護士の郷原信郎氏を招いてきましたが、今回で3度目です。
 テレビのニュースでは、「異例の三党合同勉強会」と報道されました。このような野党共闘が進んでいるのは、現在審議中の「刑事訴訟法等の一部を改正する法律案」が、あまりにも多くの問題を含んでいるからです。
 冤罪事件根絶を契機に始まったはずの改革が、取調べの録音・録画(可視化)は全事件の3%にとどまる一方、新たな冤罪被害者を生む恐れの高い日本版「司法取引」制度導入や、憲法違反の盗聴法を大改悪する内容など、多様な法案を一括で審議するものです。
 法案への立場はそれぞれですが、このような重要法案を拙速に通してはいけないとの思いは共通し、徹底審議を求める中で勉強会が行われました。
 委員会に日本共産党が入るのは11年振り。総選挙での躍進が、国会審議を国民本位で進める大きな原動力になっています。
 先日、ベテラン弁護士から「清水さんの質問は法律用語が少ないからわかりやすい」とほめられました(笑)。戦争法案の審議を巡って緊張した状況が続きますが、引き続き奮闘する決意です。(清水ただし 衆議院議員 月1回掲載)

(大阪民主新報、2015年7月12日付より)

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