おおさかナウ

2022年10月15日

消費税増税で大阪府も税収増
府の貯金2000億円超 府民に還元を

 消費税の一部は地方自治体に配分されます。このため消費税が増税されるたびに大阪府の消費税収入も増えています。
 2013年度ごろまで年900億円前後だった府の消費税収入は、15年度に一気に1779億円に増えました。5%だった消費税が14年4月から8%に増税されたからです。さらに21年度には2186億円にアップ。19年10月から10%に増税されたためです(図)。
 府の貯金=財政調整基金は21年度末で2千億円を超え、10年間で1・5倍に増えました。コロナ禍や物価高騰への維新府政の対策は国の交付金の範囲しかなく、独自の財政出動はほぼないことも原因です。
 府民生活が危機の今、増税による増収分は府民に還元し、府独自の暮らし支援を講じる時です。(O)

(大阪民主新報、2022年10月16日号より)

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