おおさかナウ

2022年10月08日

大阪民主新報に見る
統一協会(勝共連合)とのたたかい②
〝勝共VS共産党〟

 「共産党との闘いは信念の戦いであり、生命をかけて戦うところに勝利の道があるという貴重な教訓を残した」「そのショックと余波は、来年の東京都知事、大阪府知事に飛び火することは必至」――1978年の京都府知事選で激しい反共デマ宣伝や選挙妨害を繰り広げた勝共連合は、その〝功績〟をパンフ「勝共対共産党死闘の記録 四条河原町の決戦」(78年5月1日発行)に記しています。
 「京都のつぎは大阪」――翌79年、彼らはその宣言通り大阪の知事選で、3期目を目指す黒田了一革新府政打倒へ狂奔します。選挙終盤、吹田千里ニュータウン、枚方香里団地などで「共産党員による不法事件続発」「共産党リンチ殺人事件の真相明らかに」などデマを書き並べた勝共連合の機関紙「思想新聞」を配布。投票日前日の4月7日には、「赤旗」宣伝中の辻邦男さんが勝共連合の女性から「暴力を振るわれた!」とでっちあげられ、不当に逮捕・起訴される事件まで起きました。一審で有罪判決を受けた辻さんはその後10年に及ぶたたかいで、逆転無罪・勝利を勝ち取ります。
 反共のためなら手段を選ばない勝共連合のやり口を如実に示したのが、2000年の大阪府知事選、総選挙での反共謀略ビラの大量配布でした。2月の大阪知事選では約200万枚、6月の総選挙では全国で計1億枚もの規模でまかれた出所不明ビラの内容は「思想新聞」そのままに、日本共産党を「暴力革命の党」呼ばわりするものでした。
 府党は知事選最終盤に駆け付けた不破哲三委員長の演説を力に、急きょ作成した「大阪民主新報」号外を数時間で配布。200万枚もの出所不明ビラの影に、自民・自由・公明政権の「実働部隊」として働く創価学会と統一協会の影があることを告発しました。

 

2000年2月20日付「勇気と確信与えた本紙号外」

(大阪民主新報、2022年10月9日号より)

月別アーカイブ