おおさかナウ

2022年07月02日

共産党 比例躍進・たつみ勝利へ全力

 大激戦の参院選で、比例代表での5氏勝利、たつみコータロー大阪選挙区候補必勝へ全力を挙げる日本共産党。その候補者の訴えを紹介します。

消費税減税し賃金引き上げを
大門みきし比例候補

 頑張って頑張り抜いて、必ずたつみコータローさんを国会に戻しましょう。比例代表は日本共産党と大きく広げていただいて、私を含む5人の必勝候補を押し上げて下さい。新自由主義の息の根を止める仕事をさせて下さい。

訴える大門みきし比例候補=6月25日、大阪市住吉区内

物価高原因は異次元の金融緩和

 物価高騰が暮らしを直撃しています。なぜこん状態になっているのでしょうか。岸田さんはロシアのウクライナ侵略、世界情勢が原因だと言っていますが、日本の場合は違います。
 物価を上げている大本の大問題があるのです。日本銀行が安倍さんに言われて、異次元の金融緩和をやりました。
 日本銀行が世の中にある国債を買って、どんどんお金を印刷して市中に投げ入れた結果、そのお金が株式市場につぎ込まれて、株価を吊り上げたのです。
 株価が上がってもうかったのは誰でしょう。それは大企業です。大企業は内部留保の多くを自社株とか関連会社の株券で持っていまから、株価が上がって、さらにもうけが増えました。大株主も株が上がって資産を増やしました。アベノミクスの異次元の金融緩和は、大株主と大企業をもうけさせるための政策です。
 お札がどんどん世の中に配られて円という通貨量が増えると、ドルに対して円の価値が下がります。
 また金融緩和は金利を下げる役割を果たし、アメリカの金利より日本の金利が下がると、お金を持っている人は円よりドルに換えた方が利息が付くので、どんどん円が売られ円安になっていったのです。

円安で空前の利益上げる大企業

 円安で得をしたのは輸出大企業です。それまで1個1ドルでアメリカに物を売っていた企業は、1ドル135円になれば25円余分に入ります。この円安で大企業は空前の利益を上げています。
 反対に輸入物価はたくさんお金を払わないと物が買えなくなり、原油やエネルギー、食品など輸入物価が上がり、物価全体を押し上げているのです。

反対し方向転換主張した共産党

 この政策にストップをかけなければ、どんどん物価が上がっていきます。異次元の金融緩和に最初から反対し方向転換を主張してきたのは日本共産党です。
 異次元の金融緩和は、国の借金を銀行が引き受けているようなものです。この政権いつまでも続けさせるわけにはいきません。
 物価を下げるには、消費税の減税と賃金の引き上げが必要です。この政策転換を迫っていきましょう。

幸せ応援するのが政治の仕事
たつみコータロー大 阪選挙区候補

大阪をギャンブルの街にしない

 カジノはまだ止められます。住民投票を願う21万人筆の署名が、短期間に集まりましたが、維新の会が握りつぶそうとしています。あれほど住民投票が大好きな人たちが、なぜカジノの住民投票はさせないのか? 反対多数になることを恐れているからに他なりません。大阪選挙区の現職全員がカジノ賛成派。大阪をギャンブルのまちにしないため、カジノストップの願いを党派を超えて、たつみコータローに託して下さい。
 国会でやり残したことは、森友事件の徹底解明です。公文書改ざんの動機となったのは、「私や妻が関与していれば総理大臣を辞める」と言った当時の安倍首相の発言です。官邸の関与、指示を隠したいから、赤木雅子さんが起こした裁判を税金で終わらせ、疑惑にふたをしてしまいました。政治は権力者のためにあるのではなく、権力者のお友達のためのものでもありません。政治の私物化にメスを入れて、政治を国民の手に取り戻すため勝ち抜かせて下さい。
 8千件もの暮らしの相談を受けてきました。
 一部の大企業のもうけのために、どんどん非正規雇用が広がりました。コロナ禍で真っ先に雇い止めされて「死にたい」と悲鳴を寄せた相談は、1件や2件ではありません。

訴えるたつみコータロー大阪選挙区候補=6月26日、堺市堺区内

仕事・賃金を保障することこそ

 岸田政権は貯金をもっと投資に回せと言いますが、多くの人は貯金そのものができません。政治がやるべきことは、国民の懐に手を突っ込んで株式投資をあおることではないはずです。貯金ができるようなまっとうな仕事と賃金を保障することではないでしょうか。
 私たちは、何も多くのことを望んでいるわけではありません。国民が大事にされる普通の政治を望んでいるのです。正社員が当たり前の社会をつくらせてください。残業代をあてにしなくても、8時間働けば安心して暮らせる社会にしましょう。学費負担を軽減して、子どもたちがお金の心配なく学べる社会にしたいのです。

人は誰でも幸せになる権利ある

 男性が男性を好きになってもいいんです。女性が女性を好きになっていいんです。なぜ婚姻届けが受理されないのか、なぜ結婚できないのか。人は誰でも幸せになる権利を持っています。その幸せを応援するのが政治の仕事です。
 どうか皆さん勝ち抜かせて下さい。比例は日本共産党と書いて下さい。定数4の大阪選挙区で風穴を開け、維新政治にストップを掛けるため、私たつみコータローを国会へ送り出して下さい。

尊厳を大切にする平等社会を
西田さえ子比例候補

 人生の目標を持って真面目に頑張って生きたいと願っても、女性を安い労働力としか見ていない働かせ方や社会の問題があります。そうした社会の仕組みを変え、政治を変えれば実現できることが、たくさんあるんです。
 大学や専門学校の学費を半額にして、大学院まで無償で学べるように変えていく。40年働けば1億円もの格差が生じる男女の賃金格差是正を、個々の企業に義務付けて、同一労働同一賃金を実現しましょう。
 働く女性の半分以上が非正規雇用です。非正規から正規への流れを作り、誰もが安心して働くことのできる労働のルールを整備し、女性が多く働く介護や福祉、保育といったケア労働の給料を、政治の責任で抜本的に引き上げます。
 私は社会の中にあるあらゆる暴力をなくすことに、1人の政治家として取り組んでいきたいと思っています。日本共産党には、誰もが人間としての尊厳を大切にされ自由に生きることができる、そんなジェンダー平等社会を実現するために力を尽くそうという約束があります。誰もが秘めている可能性が思う存分発揮できるような社会をつくろうという展望があります。
 日本共産党の参院比例代表候補25人のうち17人が女性です。比例代表で日本共産党と書いていただく1票が、政治の分野のジェンダー平等を前に進めます。あなたと一緒に政治を変えたい、皆さん力を合わせましょう。

訴える西田さえ子比例候補=6月22日、大阪市天王寺区内

ジェンダー平等社会の実現へ
山本のりこ比例候補

 平和と暮らしが掛かったこの選挙で、最後まで全力尽くしてたたかい抜く決意です。
 私には今、1歳の息子がいます。結婚、出産、育児の中でさまざまな男女格差に直面してきました。結婚では女性の私が名字を変え、私だけが育児休暇を取得し、共働きが一般的になった今でも家事育児の負担は、圧倒的に女性が担っているのが現状です。
 男女平等ランキング世界120位の日本では、男女の賃金格差、セクハラ・性暴力など、日常のあらゆる場面で、女性が苦しく悔しい思いをしています。この現状を変えるために、少なすぎる女性議員の数を増やして、今の政治を変える必要があります。
 国会に占める女性議員の割合はわずか14%。到底これでは、女性の声が反映される政治、ジェンダー平等社会は実現できません。
 日本共産党は、参院選の選挙公約にジェンダー平等社会の実現を掲げ、比例代表では、私を含め約7割が女性候補です。
 性別によるあらゆる差別をなくし、誰もが自分らしくもっと自由に生きられるジェンダー平等社会を実現するために、比例代表で日本共産党を大きく伸ばしてください。
 そして大激戦の大阪選挙区では、あらゆる差別を許さない私たちの強い味方、たつみコータローさんを必ず勝ち抜かせて下さいますよう、心よりお願いいたしまして、比例代表候補、山本のりこの訴えとさせていただきます。

訴える山本のりこ比例候補=6月22日、大阪市天王寺区内

(大阪民主新報、2022年7月3日より)

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