おおさかナウ

2022年05月28日

大激戦の参院大阪選挙区
日本共産党
議席奪還目指し宣伝・対話へ全力

 

戦争やめろ 9条を守れ カジノ反対
たつみ候補が渾身の訴え

 「戦争への道か平和への道か、日本と世界の進路が問われる参院選で、9条守れ、平和を守れの声を日本共産党に託してください」。日本共産党のたつみコータロー参院大阪選挙区候補(前参院議員)は連日府内各地を駆け回り渾身の訴えを続けています。

国連憲章守れとの世論で包囲を

 「戦争の終結へ、世界が一致団結するため必要なのは、ロシアに国連憲章を守れと迫ること。これこそが戦争を止める確かな道だ」――ウクライナ侵略開始から3カ月が経ち、民間人犠牲者が増える緊迫した状況の下、たつみ氏は、「国際社会が築き上げた国連憲章に違反する侵略戦争は、どんな理由があっても正当化できない。国際世論で包囲し、平和の世界秩序を回復しよう」と訴えました。
 バイデン米大統領が「民主主義と専制主義の戦い」だとのメッセージを繰り返し、岸田首相も「価値観を共有する国」同士で連携するとの発言について、善悪とか価値観の違いで世界を二分していては戦争をなくせないと批判。「なぜ国連憲章を守れの声が広がらないのか? それはアメリカ自身がベトナム戦争やイラク戦争など、同じような戦争を繰り返した当事者だからだ」と述べ、「軍拡競争や軍事同盟による『力の支配』ではなく、国連憲章に基づく『法の支配』を平和の国際秩序の基盤にしよう。国連憲章を守って侵略をやめろとロシアに迫り、一刻も早く侵略戦争を止めさせよう」と呼び掛けました。
 たつみ氏は、危機に乗じて9条を変えて「戦争をする国」にしようとする自民や維新の動きに対し、戦後日本が戦争に直接参加してこなかったのは、9条が歯止めになったからだと力説。「創立から100年、過去の戦争に命掛けで反対し反戦平和を貫いてきた日本共産党を大きく伸ばしてほしい」と訴えました。

「やさしく強い経済」への共感

 たつみ氏の力強い反戦平和の訴えに、「市民の命や暮らしが犠牲になる戦争は絶対に反対」など共感の声が寄せられるともに、日本共産党の「やさしく強い経済」をつくる改革の提案にも期待が広がっています。
 「分かりやすい演説やと立ち止まって聞きました。共産党のたつみコータローさん、頑張ってほしい」と、豊中市の阪急岡町駅前で買い物帰りの女性が語りました。特売の油製品とティッシュを持った女性は「玉ねぎの値段が上がっているとの話を聞いて、『こんな国会議員が増えたらええな』と思いました。円安で輸出企業はもうけるのに庶民は物価高で苦しむ政治も変えてほしい」と語り、新しい「たつみコータローパンフレット」と日本共産党を知ってもらう「はてな」リーフを受け取りました。

総対話を進めて支持を呼び掛け

 「カジノの問題点を分かりやすく伝えるビラで対話が広がります」。高槻市南部地域の男性後援会員は、党府委員会が1月から毎月、多彩なテーマを取り上げ発行しているビラで対話・支持拡大に取り組んでいます。
 維新が誘致を目指す大阪カジノについて、「バラ色に描かれた経済効果」「際限のない公費負担」「毎年何万人ものギャンブル依存症患者を生み出す悪影響」をビラの中身で説明すると、「やめてほしい」との反応が。「やさしく強い経済」への5つの大改革や憲法9条を生かした平和外交の政策にも、共感が寄せられています。

大阪選挙区から9条守れの声を

街頭から訴えるたつみコータロー前参院議員・大阪選挙区候補=21日、豊中市内

 予定される参院選公示(6月22日)が迫る中、大阪選挙区(改選数4)は日本共産党のたつみ氏の他、維新2、自民1、公明1の現職4氏、立憲民主、国民民主、れいわの各新人らが争う大激戦の様相です。
 ロシアのウクライナ侵略ストップ、憲法9条と日本の進路、暮らしと経済に加え、カジノ誘致が重大争点として浮上し、「憲法9条を改悪し、平和と暮らしを破壊する“自公政権と維新の翼賛勢力”か、平和を守り『やさしく強い経済』をつくる日本共産党か」の対決構図が鮮明になっています。
 日本共産党は、「大阪が変われば日本が変わる」のスローガンを掲げ、「大阪で比例70万票」を正面に取り組みを広げ、大門みきし参院議員・比例候補ら5議席確保へ奮闘。たつみ候補は、憲法改悪とカジノ誘致推進派が占める大阪選挙区で勝ち抜くために全力を尽くすと表明し、「日本の進路、未来がかかった選挙。平和憲法守れとの願い、カジノ誘致反対の声を、日本共産党とたつみコータローに託してほしい」と訴えています。

(大阪民主新報、2022年5月29日より)

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